ヨネックス、「錦織効果」でユニクロ上回る?

契約するワウリンカ選手敗退でも株価は急騰

準々決勝でワウリンカ選手と対戦する錦織選手。競技ウエアには「ユニクロ」「日清食品」のロゴが見え、ラケットには米国ブランド「ウイルソン」のマークが浮かぶ(写真:AP/アフロ)

コートの上では契約選手が敗退したものの、株式市場では圧勝――。

9月3日(現地時間)に行われたテニスの全米オープン男子シングルス準々決勝で、錦織圭選手はスタニスラス・ワウリンカ選手を破り、日本選手としては96年ぶりとなるベスト4へ進出を決めた。錦織選手は6日(日本時間7日)には決勝進出をかけて、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手に挑む。

この快挙を受けて、東京株式市場で株価を沸騰させたのがヨネックスだ。ヨネックスの株価は8月中旬以降、800円台での値動きを続けてきたが、9月4日には一時1010円の高値をつけ2007年1月以来、7年8カ月ぶりとなる4ケタ台に乗せた。終値ベースでも、4日には前日比4.8%高の912円、5日には同2%高の930円と、年初来高値の更新が続いている。

だが、実はヨネックスがテニス用品の看板選手として契約しているのは、錦織選手に負けた側のワウリンカ選手。にもかかわらず、株式市場(終値ベース)では、錦織選手と「ユニクロ」のウエア提供契約を結んでいるファーストリテイリングが4日は前日比0.7%高、5日も同0.2%高と小幅高どまり。

錦織選手が所属契約を結ぶ日清食品ホールディングスも、4日は同0.2%安、5日は同2.4%安と、冴えない状況が続く。「負けた」はずのヨネックスの株価だけが、なぜ急騰しているのか。

対戦相手の知名度が急上昇

ヨネックスといえば、競技用を中心としたバドミントン用品では世界的なスポーツ用品メーカー。2013年度の売上構成比をみると、会社全体の売上高428億円のうち、バドミントン用品が51%。次いで、テニス用品は15%を占める。

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