婚活の「最後の砦」結婚相談所の知られざるウラ側

「婚活疲れ」になる前に知っておきたい現実

結婚相談所のプロたちが語る「実際」とは?(写真:Kazpon / PIXTA)

自分が「会いたい」と思う異性からはお見合いすら断られ、想定外の人からアプローチされてしまう――。婚活において多くの人が直面する現実である。断られるのも断るのも精神的に負担がかかるので、「婚活疲れ」をして結婚自体をあきらめてしまう人も少なくない。

マッチングアプリなどと比べて、安全かつ手厚いサービスを提供する結婚相談所でもこの状況は変わらない。ほとんどの相談所が「連盟」といわれる会員情報共有システムに加入しており、入会すれば同じ都道府県内でも何百人何千人という異性とお互いを選び合うことになるからだ。

年齢、学歴、年収、身長などの条件がよい人にお見合い申し込みが集中するのは当然で、人気者同士は次々とカップルになっていく一方でその他大勢は取り残されることになりかねない。

「年齢で最も人気なのは、男性は30代半ばで女性は30代前半ですね。IBJの会員はこの年齢層が多いこともあります。20代前半のキレイな女性がいたとしても、30代半ばの男性からすると一回りも年下なので敬遠される傾向があります。うちはIBJの中では(会員数や成婚数が)トップクラスなので、この数字は全体的なものと一致すると思っていただいて構いません」

自信満々に語ってくれるのは結婚相談所「ハッピーカムカム」の代表である峰尾晋一さん。IBJというのは結婚相談所の最大手の連盟である、日本結婚相談所連盟の略称だ。2021年10月時点で2900社以上の相談所が加盟し、7万4000人弱の会員情報をデータベースとして持っている。

なお、多くの相談所は1人もしくは数人で運営しており、会員数は多くても50人程度だ。その中で数百名もの会員を抱えるハッピーカムカムは確かに「全体」を語りうる存在だと言える。

30代半ばを過ぎると「主流」から外れる

本連載が定義する「晩婚さん」とは35歳以上で結婚した人たちのこと。実際には40代50代で結婚した人たちも多く登場し、長年にわたる婚活の苦労を語ってくれた人も少なくない。

婚活の「最後の砦」とも言える結婚相談所においても、男女ともに30代半ばを過ぎると主流からは外れてしまうのだ。どうすればいいのか。晩婚さんになりたい人が活用できる方法を探る前に、年齢以外の「条件のよい人」について峰尾さんに聞いてみたい。

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