あと3日!まだ間に合う「ふるさと納税」攻略法 超初心者でも実践できるよう3ステップで解説
新著『お金の増やし方』では、誰でも始められる「お金の増やし方」を、FPの西山美紀さんが解説しています。
西山さんによると、まず取りかかるべきは「スマホや光熱費などの現状を見直して、安い会社やプランに乗り換える」「ふるさと納税、医療費控除などのお得な制度をしっかりモレなく利用する」「積立投資やつみたてNISAなどのほったらかし投資にトライ」という3つのアクションだといいます。
本稿では、同書から一部を抜粋・再構成しお届けします。
実質負担2000円で特産品がもらえる
「ふるさと納税で特産品のお肉やお米をもらった!」という声を最近よく聞きませんか? 応援したい自治体に寄付をする「ふるさと納税」。寄付をして手続きをすることで、年間2000円を超えた金額に対して、所得税や住民税の還付や控除を受けられ、さらに、お礼として自治体から特産品などを受けとれる制度です。例えば、A市に1万円寄付したとします。税金を先払いしたことになり、確定申告などの手続きによって8000円が戻ります。さらに寄付の際に選んだA市の自慢のお肉やフルーツなどの返礼品が届く仕組みです。
自己負担額を2000円におさめるには、家族構成や年収などによって、寄付金額の上限額があります。自分の上限額は、総務省のHPにある表でもおおまかにわかりますし、ポータルサイトのシミュレーションで、詳しく調べることもできます。手続きが面倒だと感じる人も多いですが、「やってみたら拍子抜けするほど簡単だった」という人が多数。ぜひ試してみてください。
控除対象になる上限額までの寄付なら、自己負担額2000円を超えた金額が所得税と住民税から控除されます。「ワンストップ特例制度」の場合は、住民税からの控除のみです。