あと3日!まだ間に合う「ふるさと納税」攻略法 超初心者でも実践できるよう3ステップで解説

拡大
縮小
ふるさと納税の基本をおさらい(写真:Rhetorica/PIXTA)
この記事の画像を見る(4枚)
マネー初心者は株や不動産投資などに手を出しても失敗するのがオチ。
新著『お金の増やし方』では、誰でも始められる「お金の増やし方」を、FPの西山美紀さんが解説しています。
西山さんによると、まず取りかかるべきは「スマホや光熱費などの現状を見直して、安い会社やプランに乗り換える」「ふるさと納税、医療費控除などのお得な制度をしっかりモレなく利用する」「積立投資やつみたてNISAなどのほったらかし投資にトライ」という3つのアクションだといいます。
本稿では、同書から一部を抜粋・再構成しお届けします。

実質負担2000円で特産品がもらえる

「ふるさと納税で特産品のお肉やお米をもらった!」という声を最近よく聞きませんか? 応援したい自治体に寄付をする「ふるさと納税」。寄付をして手続きをすることで、年間2000円を超えた金額に対して、所得税や住民税の還付や控除を受けられ、さらに、お礼として自治体から特産品などを受けとれる制度です。例えば、A市に1万円寄付したとします。税金を先払いしたことになり、確定申告などの手続きによって8000円が戻ります。さらに寄付の際に選んだA市の自慢のお肉やフルーツなどの返礼品が届く仕組みです。

自己負担額を2000円におさめるには、家族構成や年収などによって、寄付金額の上限額があります。自分の上限額は、総務省のHPにある表でもおおまかにわかりますし、ポータルサイトのシミュレーションで、詳しく調べることもできます。手続きが面倒だと感じる人も多いですが、「やってみたら拍子抜けするほど簡単だった」という人が多数。ぜひ試してみてください。

ふるさと納税の仕組み

控除対象になる上限額までの寄付なら、自己負担額2000円を超えた金額が所得税と住民税から控除されます。「ワンストップ特例制度」の場合は、住民税からの控除のみです。

ふるさと納税の仕組み(出所:『お金の増やし方』)
次ページまずは自分の上限額を確認
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT