あと3日!まだ間に合う「ふるさと納税」攻略法 超初心者でも実践できるよう3ステップで解説

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ふるさと納税は、お得感だけを追求するよくない制度(住んでいる地域の税収が減ってしまうため)だと考える人もいます。確かに、それも一理あるでしょう。ですが、以前ある女性誌の企画でたくさんの自治体に取材をしたときに、ふるさと納税のおかげで「幼稚園のバスを買えた」「町おこしができた」「地元でしか知られていなかった食品や工芸品を全国の人に知ってもらえた」という喜びの声をたくさん聞きました。そもそも、地方を支える目的でつくられたのがふるさと納税なので、うまく活用されている例ですね。

(出所:『お金の増やし方』)
『お金の増やし方』(主婦の友社)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

ふるさと納税では、寄付の用途も選べるので、税金の使いみちを考えるきっかけにもなります。寄付金を使った実績を公表している自治体もあるので、確認するのもおすすめです。返礼品のお得度だけに目を奪われて寄付先を決めるのではなく、自分の育ったふるさとや、被災地、応援したい地域を選ぶのも、本来の目的に合った寄付だと思います。考え方は人それぞれ異なりますが、あなたはどのように考えるでしょうか?

西山 美紀
にしやま みき / Miki Nishiyama

出版社で編集・マーケティングを経験後、2005年に独立。ファイナンシャルプランナーの資格を取得。「Oggi」「Marisol」「mi-mollet」「エクラ」「All About」「日経DUAL」「クルール」など雑誌やWEBなどで、女性の生き方やマネー、インタビューをテーマに取材・執筆・記事監修、講演活動を行っている。著書に『お金が貯まる「体質」の作り方』(すばる舎)、『お金の増やし方』(主婦の友社)。一男一女の母。

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