子どもの行動にいちいち怒らなくなる2つの対処 できないように工夫し、やるものだと諦める

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・子どもの傘は100円ショップで買う(どうせすぐ壊すから)
・破られた障子やふすまを、いちいち貼り直さない。貼り直すなら、一週間以内にまた破られる覚悟で(障子はむしろ逆に、紙をすべてはがしてしまうのがおすすめ)
・朝の着替えが遅いなら、保育園に行く服装で寝かせる
・子ども自身に着替えを任せたいなら、どの上下の組み合わせでも合う服しか買わない(下は黒やデニムに統一するなど)
・夏でもセーターで保育園に行きたがったり、夏なのに毛布を掛けて汗だくで寝たりするなど、大人には理解できない謎のこだわりがある場合は、自分(親)に被害がないことであれば好きにやらせる
・ゴミをゴミ箱に捨てさせたいときは、簡易的なゴミ箱をテーブルの上に設置する。あるいは部屋の4カ所くらいに設置する。自分の近くにゴミ箱があれば、面倒くささが減り、子どもでも捨てやすくなる。でも、それでもゴミ箱に捨てないなら、とりあえず諦めてもう少し成長を待つ
(出所)「私、子育て向いてないかも」がラクになる本

工夫と諦めの方法を使って怒らずに済む環境を作る

要するに、そもそも子どものことに関して、「工夫」か「諦め」のどちらかの方法を使って、あらかじめ、あなたが怒らずに済む環境、腹を立てずに済む方法を用意してしまえばいいわけです。そうすれば、子どもの側は必然的に、あなたを腹立たせることをせずに済むので、無駄に子どもにキレて、子どもの心の畑を干上がらせなくて済みます。

そうなると結果的に、あなたの「子どもの心の畑を耕したい」という気持ちは維持できるので、「耕し」の継続によって、その子はより早い段階で、むしろ、これらの不合理な行動をしなくなっていくわけです。

とりあえず今日からは、3回言って直らないことは、「今は能力的にできないんだろうな」と思うことにして、子どもがちょっとでもできなさそうだと思ったことは、積極的に諦め、別の工夫をしていきましょう。

前回:わが子を可愛いと思えない人へ罪悪感なくす方法

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