子どもの行動にいちいち怒らなくなる2つの対処 できないように工夫し、やるものだと諦める
子育てで大切なのは「工夫」と「諦め」
前回までの記事で、子育てにおいて最も重要なのは、「親自身の、子どもの心の畑を耕したい気持ちである」ということが見えてきました。「子どもの心の畑を耕す」とは、変化の激しい時代や環境でも柔軟に生きていくための土台となる「心の豊かさ、軟らかさ」を作ることです。
それならば、親が子どもに腹を立てない状況を最初から作っておけば、イライラすることなく、あたたかく肯定的に子どもを見守っていけるのではないでしょうか。
そういう意味では、まずは「子どもをどう叱るか?」よりも、「そもそもどうしたら子どもを叱りたい状況が生まれないか?」という観点で考えてみるほうが、効率がいいですね。このように考えてみると、次の方法の実践が有効なことに気づきます。
①やってほしくないことは、物理的に、子どもができないように「工夫」する
②その工夫ができないことは、「子どもはそれをやるものだ」と「諦め」ておく
わかりにくいと思うので、実例を見ていきましょう。
そもそも子どもというのは、おやつの量が決められていても、親がいないときに棚からこっそり取って、コソコソ食べるような生き物です。だから、
①子どもにそういうことをしてほしくないなら、そもそも子どもが1人で取り出せるような場所にお菓子をストックしない
②ストックするなら、「子どもは勝手に食べるだろう」と諦めておく


















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