最新版「最高純益を大幅に更新する企業」トップ10 ランキング首位は15期ぶりに2.3倍の大幅更新

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新興市場は前期の104.5%増に続き、今期も73.6%増と高い伸びが続く見通し。通販やネット広告、医療健康情報など幅広い分野でDX(デジタルトランスフォーメーション)の需要を追い風にした会社が目立つ。

15期ぶりに最高純益を更新する企業

『会社四季報』では毎号、ランキング特集を組んでおり、今号ではその1つとして「最高純利益更新率」を作成した。コロナ禍は会社に改革を促し、変化に対応できた勝ち組会社は、コロナ前より業績を拡大させている。

最高純利益を更新する場合、何年ぶりかであるかも注目だ。久しぶりである場合は、変化の大きさや意外性という点で株価へのインパクトがある。そこで本記事掲載のランキング表では、『会社四季報』掲載のランキングから、3期以上ぶりに更新という条件をさらに追加して、更新率が大きい順に上位10社を並べている。

首位の新光電気工業(6967)は、主顧客にインテルを抱え、半導体パッケージを手がける。パソコン向けが拡大しており、円安も追い風だ。余勢を駆って工場などに1400億円を投資、2023~2024年度稼働をメドにパッケージ供給能力の5割増を計画している。今期の純利益は440億円と、実に15期ぶりに最高益を更新する見通しで、更新率は2.3倍だ。

2位のTOWA(6315)は、封止や切断加工など半導体後工程用製造装置の大手。中国や台湾の半導体投資が活況であることの恩恵を享受する。今期の純利益予想は82億円と5期ぶりの最高益、更新率は2.1倍となる見通しだ。

今後のオミクロン株の感染の拡大動向や経済に与える影響などは予断を許さない。しかし、これまで何度も感染拡大の波に襲われながら、テレワークなどを活用して好業績を上げてきた国内企業は数多い。『会社四季報』新春号を活用して、そうした勝ち組企業を探していただきたい。

(本記事は会社四季報オンラインにも掲載しています) 

藤尾 明彦 東洋経済 記者

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ふじお あきひこ / Akihiko Fujio

『週刊東洋経済』、『会社四季報オンライン』、『会社四季報』等の編集を経て、現在『東洋経済オンライン』編集部。健康オタクでランニングが趣味。心身統一合気道初段。

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