意外と簡単にできる「家のDIY」素人が始めるコツ 日曜大工とは違う手軽さやデザイン性が魅力

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同店で提供しているマテリアルは、壁紙や和風壁紙としても利用可能な襖(ふすま)紙、床材、塗料、タイルに加え、棚を据えるためのブラケット、ドアのノブ(取っ手)、フック、サインプレートなどの小物までと幅広い。

たくさんの種類がある壁紙・襖紙(筆者撮影)

壁紙を貼るのりは、はがせるタイプと定着するタイプがあり、床材は、クッションフロア(両面テープで貼れる)とフロアタイルがある。塗料は、扱いやすい水性ペイントやコテで塗る漆喰、研磨すると表面が輝くヴェネチアンプラスターなど種類も豊富だ。

クッションフロア・タイルシートやノブなどの小物(筆者撮影)

「失敗しないか心配」という人は…

失敗したときにやり直したいとか、賃貸住宅なので退去時に剥がしたいという場合は、剥がせるのりで壁紙を貼ればいいし、水性ペイントに慣れたので次はコテ跡を出したいなら漆喰に挑戦するなど、DIYの目的や熟練度などによって選択肢が用意されている。

筆者は不器用なのでDIYで失敗して、やらなきゃよかったと後悔しそうだ。そう伝えると、「DIY 失敗しないので」ということらしい。「養生と下準備をきちんとすれば、失敗することはない」と森さん。

道具をそろえるなどの基本はあるが、水性ペイントなら枠の部分をハケで塗って、中をローラーで塗ればいい。厚塗りせずに2度塗りすれば、ムラもなく失敗しないという。同店では、道具も欲しいという人のために「道具セット」も販売している。

人気のマテリアルは何かを聞くと、学生などの賃貸住まいの人はノブを変えたり、インテリアフィルムテープやタイルステッカーを貼ったりなどの簡単なDIYをするが、30~40代の人は原状回復を気にしない持ち家層が多いので、水性ペイントが人気だという。

水性の夏水組ウォールペイントはくすみ色が特徴(筆者撮影)
次ページなぜ水性ペイントが人気なのか?
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