コロナの感染者数が落ち着きつつありますが、1年半以上に及ぶ未曾有のコロナ禍は、Z世代の若者たちに大きな影響を与えました。
人格形成をする大切な時期に、彼らはどのような影響を受け、どのような変化をしたのでしょうか? 「コロナ禍に起こったZ世代の変化」についてお届けします。
日本の未来を担うZ世代の若者たちの変化を追うことは、日本の未来や未来の市場を考えることにほかなりません。
3回目の今回は、長くコロナ禍により、膨大な暇な時間が増えたことで、Z世代の若者たちが、彼らがコロナ前までは顔を背けていたことに「新しくチャレンジ」し始めている様子を現役大学生がレポートしてくれます。
特徴的な「4つの事例」
コロナ禍により、旅行などの遠出やフェスなどの大人数で集まる楽しみが奪われ、退屈な時間が増えたと感じている若者は多い。その結果、近場で普段より背伸びした特別な経験をしたいと考える人も増えている。
しかし、若者の”背伸び”の象徴的スポットともいえる、バーなどに初めて踏み入れることはなかなか敷居が高い。コロナ禍で大学や会社の先輩に連れていってもらう機会もなく、それらのスポットの中でも、敷居が高くないものを体験したい、訪れたいと考える若者が増えている。
こうしたムードの中、若者たちの間で人気が広がっているのが、「ミステリアスステップ」だ。「ミステリアスステップ」とは筆者らの造語だが、バーやシーシャ(水パイプ)など、若者や初心者にとってはミステリアスで、ちょっと大人びた場所が、何らかの’’仕掛け’’によって訪れやすく、体験しやすいものに変わってきているというトレンドだ。
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