ナゾの“チャイナ”ファンド「SSBT OD05 Omnibus China Treaty 808150」、東洋経済大株主データで分かったその「真実」--優良企業に次々出資…


 2010年3月決算の有価証券報告書が出そろい数週間が経った。この有価証券報告書のデータを参考に投資家が今後の投資計画策定に励む中、ある株主に注目が集まっている。金融機関のリポートや週刊誌等でもちょっとした話題だ。

その株主とは、「SSBT OD05 Omnibus China Treaty 808150」。今年3月末時点で34社の株主として、有価証券報告書に登場した。

昨今、中国マネーが世界のマーケットで存在感を増しているのは、日々実感するところ。日本も例外ではなく、老舗ブランド「レナウン」の買収は記憶に新しい。

実は、中国を想起させる言葉を含む株主は日本企業のこれまでの大株主には少なかった。さらに、中国国内に所在する株主も香港を除くと少数の個人株主程度しかわかっていない。

そんな中で、タイムリーに今回の有価証券報告書に登場してきた「SSBT OD05 Omnibus China Treaty 808150」は、その「China」の文字から、自然、注目を集めることとなったわけだ。

有価証券報告書だけではわからない「真実」

東洋経済では、全上場企業に6カ月ごと(本決算期と第2四半期決算期)のタイミングで、大株主の調査を実施している(>>>詳細はこちら)。これは有価証券報告書には開示されていない11位以下の株主などについても詳細に調査したものだ。

調査から収集した大株主のデータで、過去分も含め「SSBT OD05 Omnibus China Treaty 808150」を見ていくと、有価証券報告書のみでは捕捉しえない事実が浮かび上がってくる。

まず、10位以内株主として有価証券報告書に記載されているケースは今回34社だったが、10位以下を合わせると、09年10月~10年3月の本決算・第2四半期決算時点において、実に98社の上位株主として登場しているのだ。

■投資ファンド「SSBT OD05 Omnibus China Treaty 808150」が保有する98銘柄全リストはこちら (※「投資お役立ちランキング」欄に掲載)

調査時点の株式数をもとに、この98社の株式の保有総額を2010年7月9日終値で算出すると、1兆2192億9045万4337円となった。

政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 中原圭介の未来予想図
  • 男性学・田中俊之のお悩み相談室
  • トクを積む習慣
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
白川日銀前総裁インタビュー<br>中央銀行の役割とは

退任から5年半。総裁就任前を含め、日銀とともにあった足跡を記した著書『中央銀行』が出版された。なぜ今沈黙を破ったか、金融政策が数々の批判にさらされたのはなぜか。日本経済の持続可能性への思い、中央銀行の果たすべき役割とは。