ナゾの“チャイナ”ファンド「SSBT OD05 Omnibus China Treaty 808150」、東洋経済大株主データで分かったその「真実」--優良企業に次々出資…
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6764三洋電機については、08年10月~09年3月の売却分で保有比率を下げて以来、低下し続けているが、実は09年4月以降、保有株式数自体は増えている。優先株式の普通株式への転換が保有比率を薄めたのだ。パナソニックが、三洋電機の優先株式を公開買い付けし、取得した優先株式の普通株への転換を行い、親会社となっている。
8411みずほフィナンシャルグループ、9202全日本空輸はともに09年7月に公募増資を実施したため保有比率が薄まった。しかし、09年4~9月もそれ以降も保有株式数は増加し続けている。9101日本郵船も08年4~9月では売却しているが、その後は同じパターンだ。
これらのケースからも、「SSBT OD05 Omnibus China Treaty 808150」は、いったん買い始めた銘柄には継続的な投資を行っている場合が多いと言える。
保有額の観点では、7267ホンダ、8058三菱商事、7974任天堂が、有価証券報告書からは確認できないものの上位にきている。
「SSBT OD05 Omnibus China Treaty 808150」は、10年7月9日時点で、ホンダ約531億円分、三菱商事約349億円分、任天堂約341億円分の株式を保有している。
保有額上位の企業はいずれも時価総額が大きい日本を代表する企業ばかりだ。
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この保有額ランキング上位企業に対する保有比率は、すべて1%台前半までに収まっているが、保有額の多寡にかかわらず、98社すべてについても同じ傾向がある。