大分空港が「宇宙へと繋がる」超意外な事実の本質 ANA×ヴァージン、2022年以降に人工衛星打ち上げ

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そして、大切なことをお伝えしておくと、このような宇宙港は「開港したら終わり」ではありません。その産業波及効果は、電車・新幹線の駅や空港の場合と似ています。そもそも、宇宙港は、地上の地べたに存在していますから。

「宇宙産業なんて、自分は全く関係ない」と思っている業界も含め、ほぼあらゆる業界が、宇宙港の開港によってビジネスチャンスをつかむ可能性があるのです。建設・不動産・通信などの産業に加えて、宇宙関係者や観光客のためのホテル・オフィス・飲食・レジャー、さらにはそこから派生するエンタメ・広告・アートまで多様な産業が参入することになります。

これからの時代、陸運・海運・空輸に加え、宇宙交通のハブ機能を担えるかどうかが、経済や文化の発展にとってカギになるでしょう。たとえばIRやMICEのように、娯楽やエンタメ、国際会議や見本市などのビジネスイベントの中心地になるなど、宇宙港は、地域発展のキーファクターになる可能性が大いにあると考えられるのです。

(出所)『超速でわかる! 宇宙ビジネス』(すばる舎、イラスト©前田はんきち)
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