大分空港が「宇宙へと繋がる」超意外な事実の本質 ANA×ヴァージン、2022年以降に人工衛星打ち上げ

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世界的に見て、日本は宇宙港に有利な立地

皆さんもご存知の通り、日本の宇宙港は大分以外にも、北海道大樹町のようにすでに稼働中のものから、沖縄・下地島、和歌山のように、今後開港予定のものまでいくつかあります。なぜなら、そもそも日本は、宇宙港には最強の立地といえる好条件を備えているからなのです。

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ロケットやスペースプレーンを打ち上げる場合、通常、東方向や南北が、人が住んでいない、国境がないなど、開けている必要があります。この条件に当てはまるエリアは地球上で限られており、日本は非常に有利な場所に位置しているのです。

もちろん、世界でもヴァージン・ギャラクティックの事業拠点であるスペースポート・アメリカをはじめ、さまざまな宇宙港が開港に向けて動き出しており、今後の新たな経済や政治の重要拠点として、その開発に世界中がしのぎを削って参入しつつあります。

「宇宙産業なんて、自分は全く関係ない」と思っている方も多いと思いますが、ある日いきなり皆さんの生活圏に「宇宙港ができる」といったことが起こる可能性は大いにあります。

街づくりのきっかけとして、ビジネスの拠点として、宇宙に行かなくても地上にいながら、宇宙を使った新たなビジネスチャンスが多くの人に到来する時代がやってきたと言えるでしょう。

片山 俊大 一般社団法人Space Port Japan共同創業者&理事

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かたやま としひろ / Toshihiro Katayama

早稲田大学大学院修士課程(経済学)修了後、株式会社電通入社。セールスプロモーション、メディアマーケティング、クリエーティブ、コンテンツビジネス等、幅広い領域のプロジェクトに従事。その後、化粧品メーカー・総合電機メーカーのアカウント担当後、日本政府・地方公共団体のパブリック戦略担当を歴任。2015年より、日本とUAEの宇宙・資源外交に深く携わったことをきっかけに、宇宙関連事業開発に従事。専門分野は「広告・PR領域全般」「新規事業創造」「M&A」「公共戦略/官民連携推進」「エンタメ・コンテンツ戦略」等。現在は、上記の幅広い知見を活かし、講演・ワークショップ等を多数行っている。

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