イスと机の「高さ」軽視する人が痛い目に遭う理由 自分に最適なイスと机の高さの「差」を知ろう
今使っている家具を仕事に使う場合は、手持ちの椅子や机を差尺に合わせて調整することが大切です。
DIYが得意な方は椅子や机の脚をカットして調節することもできるかもしれませんが、4本の脚を同じ長さにカットするのは、それなりの熟練が必要ですね。
自宅で簡単にできる差尺合わせの方法としては、ホームセンターやECサイトなどで取り扱っている「延長脚」を使って高さを変える方法もあります。あるいは、もっと簡単に自分仕様の差尺にするには座布団やクッションを利用するのも手軽でしょう。
また足裏が床に付かない場合も、調整が必要です。特に背が低い方は、これらが疲れの原因となることが多いので要チェック。足がぶらつかず直角になるよう自分に合った高さの足置き台を用意します。
この場合は、身長から下肢の長さを計算し、椅子の座面の高さとの差を求めます。
例えば、身長150㎝の方を例に計算すると、以下の式のようになります。
(例)身長150cmの方の場合
150cm×0.25=37.5 → 38cm
50cm-38=12cm(足台の高さの目安)
※ 椅子の高さ50cmを想定
既製の足台が合わないと困っておられた方に、この方法で高さの目安をお伝えしたところ、ちょうど靴の空き箱の高さがぴったりでした。わざわざ購入しなくても家にある箱や不要になった雑誌などで十分代用できます。
もう一点、オフィスで使っている家具が自宅でもぴったりくる、とは限りません。それは、靴を履いているオフィスと素足の自宅では、高さが異なるという理由から。
ほんの数センチのことでも、差尺が合うと快適さが違うもの。ぜひ、自分に合う差尺で快適な作業環境をつくってください。
ディスプレイの最適な高さは?
テレワーク環境では、パソコンのタイプや高さ調整のサポートグッズの有無など、個々に状況が異なります。
ディスプレイとの関係からみた高さと配置は、下記が目安になります。
・概ね40㎝以上の視距離が確保できる位置
ちなみに手のひらを大きく広げた親指から小指までの距離が、約20㎝です。2倍の40㎝は、テレワーク時の適切な距離によくでる数値です。自宅の他、カフェやコワーキングスペースなど、さまざまな場所で適切な距離(Healthy Distance)を保つことを意識してみてください。
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