「就職活動用の塾・家庭教師」を実際に利用した学生はわずか4.1%
昨年秋に、学生の就職活動を実際に指導する塾や家庭教師が話題になったが、実際にあまり利用されなかった。また、学生が最も活用した情報源は「就職情報サイト」で、人気ナンバー1は断トツでリクナビ。
採用コンサルティングのレジェンダ・コーポレーションは、2011年入社の就職活動を行う大学生・大学院生36万0440人に対して就職サービスの利用状況について調査を行った(調査期間は、2010年5月13日~5月19日)。
まず、就職活動の開始当初(昨年11月)に利用予定だった就職サービスと、実際に利用した就職サービスを比べたところ、利用予定だったものの最も利用しなかったサービスは「就活塾・就職の家庭教師」だった。
昨年11月時点では56.1%の学生が「就活塾・就職の家庭教師」を「利用予定」と回答したが、今回の調査で「実際利用した」と回答した学生は4.1%にとどまったのだ。
また、「大学の就職課・キャリアセンター」「人材紹介会社(企業の紹介)」など、いずれの就職サービスについても、昨年11月に「利用予定」と回答した学生より、「実際に利用した」学生が下回る結果となった。
「就職情報サイト」の活用率が大幅アップ
就職活動において最も活用した情報源を尋ねたところ「就職情報サイト」が54.5%でトップとなり、昨年の34.0%を20.5ポイント上回った。「企業ホームページ」「個別企業セミナー」がその後に続くものの、どちらも昨年比で下回り、学生の情報源として「就職情報サイト」が最も活用されていたことがわかる。