今年はガラガラ「富士山」入山料が義務化される訳 任意の「協力金」は3人に1人が支払い拒否の現実
2020年は新型コロナウイルスの影響で、史上初めて夏の登山シーズンに閉山となった富士山。今年は2年ぶりに、至る所でコロナ対策が講じられながらも、無事開山されました。
たとえば5合目までのシャトルバス乗車時や登山道入り口では消毒と検温・体調チェックを徹底。
各山小屋では、受け入れ人数を通常の半分程度にし、宿泊者の間隔を広く確保することや、仕切り・空気清浄機の設置などを行っていました。
また、マスクの常時着用は必須ではないものの、トイレなど屋内の公共施設利用時や登山道でのすれ違い時などは利用が求められました。
私自身、登山ガイドとして何度もウィズコロナ富士登山を経験しましたが、例年との一番の違いは、やはり「混雑具合」でした。
登山者数は「過去最低」
2021年の開山期間(7月初旬~9月10日)登山者数は約7万9千人(環境省関東地方環境事務所の発表)。この数字は、コロナ前の2019年の約23万6千人に比べると、およそ7割減となり、調査が始まって以来過去最低の数字となりました。
これは、富士山を登りに来る外国からの登山者が減ったことや、団体ツアーの開催自粛、新型コロナウイルスへの感染リスクを考慮して登山を見合わせた方(7/12~9/30は東京都に緊急事態宣言)などが多かったことが原因だと思われます。
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