今やペットは家族の一員。「コンパニオンアニマル」「伴侶動物」などとも呼ばれるようになった。それほど大事なペットではあるが、困ることもある。旅行がしづらいのだ。
連れていくか。留守番させるか。どちらにしても様々なハードルがあるが、キャンピングカーならそれがすべて解決してしまう。
「動く我が家」でペットを同伴
私事で恐縮だが、我が家のキャンピングカーとの出合いもペットがきっかけだった。20年前、わけあって猫4匹、犬1匹の大所帯になってしまい、旅行など気軽にできなくなってしまったのだ。
「ペットと泊まれる宿」も探したが、我々が出かけたい先にはほとんどなかった。そもそもそういう宿はほとんどが犬向けで、猫やその他の小動物を受け入れてくれるところはさらに少ない。
「ペットホテルに預ける」「ペットシッターに来てもらう」も検討した。事実、ペットシッターは数回利用したが、料金は1頭いくら、なので、これだけの多頭飼育ともなると結構な額になる。ペット側にもそれなりにストレスだろうし、我々も留守宅が気になって「早く帰ろうよ」になってしまう。
この問題を一気に解決してくれたのが、キャンピングカーだった。キャンピングカーとは、いわば「動く我が家」である。もちろん受け入れ先の制約はあるが、ペットと一緒にどこへ旅しようと自由だ。
同じように考える人は世の中多いようで、キャンピングカーショーの会場ではペット連れの来場者が実に多い。逆に「キャンピングカーを買ったので、犬を飼うことにしました」なんていうパターンもある。
一般社団法人日本RV協会の調査(キャンピングカー白書2020)によれば、ペットを飼っているキャンピングカーオーナーの75%が「毎回、旅にはペットを同行する」と回答している。ペット連れ旅の課題だった「移動手段」と「宿泊場所」が一気に解決してしまうキャンピングカーは、ペットとの相性が抜群なのだ。
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