② 安心できる場所をつくる
自宅で使っているケージ、自分の匂いのついた愛用の毛布やおもちゃなど、動物が落ち着けるアイテムを車に持ち込もう。できれば静かに、ひとりですごせる場所を作ってあげるといい。ケージ=獣医を連想する子もいるので、遊びに行くとき専用のケージを用意するのも効果的だ。
また、我が家はキャンピングカーに乗せたときほど、ご褒美おやつをあげるようにしている。繰り返せば「この車に乗るといいことがある」と覚えてくれる。
③ 万一の場合に備える
旅先で迷子になったら一大事。出入り口や網戸などの開口部は、ペットが多少押したり引っかいたりしても開かないようにしておきたい。万一出てしまった場合に備えて、最近は首輪に小型発信器をとりつけ、スマートフォンで探せる商品もある。もちろん、最悪を想定するならマイクロチップの装着も検討してみるべきだろう。
④ 外出できるペットにしておく
車の中はプライベートな空間だが、一歩外へ出れば公共の場である。大型犬・小型犬にかかわらず、きちんとしつけておくこと。許可された場所以外はリードを装着するのも、最低限のマナーだ。また、犬なら狂犬病の、猫なら三種混合ワクチンなど、必要な予防接種などは必ずしておこう。ドッグランやペットホテルなど、未接種の動物の利用を禁じている場合もある。
ペットを人間の勝手な都合に付き合わせるなら、社会に連れ出して問題ない子にしておくのも、飼い主の責任だ。
災害時も一緒にいられる
これまで旅をしてきて、実にさまざまなペットたちに出会った。ウサギ、フェレット、サルから、オオム、鷹(!)、フクロウ、イグアナetc. 人も動物も快適に過ごせるよう、それぞれの飼い主は心を砕いていた。そして彼らが口をそろえて語るのは「万一の防災に備えている」ということ。
ペットの同行避難が推奨され、ペット同伴でも利用できる避難所が増えているとはいえ、実際の運用面で課題が多いことはこれまで災害があるたびに指摘されてきた。
一般的な犬・猫でも困るのに、エキゾチックアニマルとなればなおさらだろう。
自分と家族、ペットの命を守る災害シェルターとしても有効なキャンピングカー。防災についてはまた機会をみて、解説してみたい。
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