「人間関係がうまくいく人」の意外な距離の取り方 自己肯定感が高い人は相手に感情移入しない

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多角的な視点を得るための近道は、まったく別の考え方を持つ人たちの中に飛び込むことです。例えば、日本人女性が欧米に渡り、「アジアンビューティー」を称賛され、外見に自信を持ったという話をよく耳にします。同じ悩みを持つ人の本を読む、コンプレックスを人に話してみる、旅に出るなどの行動を通しても、多角的な視点を得ることができます。

視点を変えれば、コンプレックスはコンプレックスでなくなります。「心配性で優柔不断」な性格は、「慎重で物事を深く考えられる」とも考えることができる。また、「他人の意見に流されやすい人」は、「周囲との調和を重んじて柔軟に対応できる人」とも考えられるようになるのです。

コンプレックスが気になるときは、「これがコンプレックスだと誰が決めたのか?」と自分に問いかけてみてください。「よくない部分」だけでなく、「いいところ」を探して、光を当ててみるのです。

周りの「もう年なんだから」は気にしない

「もう30歳だから結婚したほうがいい」「もう40歳だから家を買ったほうがいい」「もう50歳だから転職はやめたほうがいい」などと、年齢による思い込みも可能性を狭めることになります。

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本来、やりたいことがあれば、何歳であっても挑戦していいはずです。自己肯定感が高い人は、「社会が何となく決めた年齢の基準」にはとらわれず、自分が「いい」「好き」と思うものを自由に選んでいます。

年齢の思い込みから解き放たれると、過去の自分が歩んできた道を肯定できるようになります。その結果、ますます自己肯定感を高めることができるのです。年齢とは、「懸命に生きてきた年数を確認する」ためのもの。誕生日はぜひ、自分で自分をとことん褒める日にしてください。

明日からの1年も、ポジティブに歩んでいけるはずです。

中島 輝 心理カウンセラー

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なかしま てる / Teru Nakashima

自己肯定感の第一人者/「トリエ」代表/「肯定心理学協会」代表。心理学、脳科学、NLPなどの手法を用い、独自のコーチングメソッドを開発。Jリーガー、上場企業の経営者など1万5000名以上のメンターを務める。現在は「自己肯定感の重要性をすべての人に伝え、自立した生き方を推奨する」のがミッション。「肯定心理学協会」や 新しい生き方を探求する「輝塾」の運営のほか、広く中島流メンタル・メソッドを知ってもらうための「自己肯定感カウンセラー講座」「自己肯定感ノート講座」「自己肯定感コーチング講座」などを主催。著書に『自己肯定感の教科書』『自己肯定感ノート』(SBクリエイティブ)など。

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