「人間関係がうまくいく人」の意外な距離の取り方 自己肯定感が高い人は相手に感情移入しない

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「部長は慎重派だから、私の意見に反対するに決まってる」「課長は陽気で仲間が多いから、寡黙な私のことを嫌っているに違いない」などと、勝手に思い込んで、勝手に考えすぎてしまうのです。

相手を「こういう人だ」と思い込んでしまっているときには、自分を内側から観察する目が足りていません。ネガティブな感情が沸き上がったら、自分自身の心も一緒に観察してみましょう。思い込みをしている自分に気が付くはずです。

思い込みは自分で作り上げた価値観とは違う

思い込みを防ぐために、「なぜ人は思い込みをしてしまうのか」を知っておきましょう。

思い込みとは、3つの「ち」から生まれます。

1「血」 親や周囲の大人たちからの教え
 2「地」 育った国や土地の慣習や価値観
 3「知」 世の中の主流とされる思想や社会的な事件を通して(例・コロナ禍でのさまざまな情報)

3つの「ち」による思い込みは、自分で作り上げた価値観とは違います。ですから、自分の本当の思考や感情がゆがみ、違和感が生じてくるのです。思い込みは一つずつ手放していきましょう。

相手を「眺める」ことは、無用な敵を作らないことにもつながります。ビジネスマンは特に、社内外に敵を作らないよう心がけたいもの。「アイツとは一緒に仕事したくない」と思われたら、噂が広がり、そのうち周囲の協力まで得られなくなるかもしれません。

自己主張が苦手で周囲から「何を考えているのかわからない」と思われがちな人、他人の欠点ばかり気になって指摘する人、過去の実績の自慢ばかりしている人などは、非常に敵を作りやすいタイプです。

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