「向上したい30代」を成功へと導く今読むべき本 40代以降は人生の知見が広がる本をあえて選ぶ

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今回は本選びに悩む読書好きさんからの相談です(写真:roma / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

読書に関して質問させてください。
当方30代の前半で、会社での仕事に加え、関連した勉強だけでなく、読書が好きなこともあり、ビジネス本を中心に乱読しています。
『「学歴なんて関係ない」はやっぱり正しい』などの本を読んでいると、安井先生もだいぶ読書をされてきたようですが、身につく読書のコツや年代別の本の選び方などにアドバイスがあれば、ぜひご教示いただきたくお願いいたします。
30前半リーマン

20代、30代はビジネス本を中心に読む

直接的な知り合いではないにもかかわらず、一流の人の知識や考え方、生き方に比較的安価に触れられるのが本の良いところです。

私自身の経験でいうと、30代中頃までは仕事におけるハードスキルを取得するためや、仕事上の知見を広げるために、ビジネス本を中心に読んできており、以降はそれだけではなく、人生の知見を広げうる本を含め、幅広く読んでいる状態です。

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やはり、20代や30代前半は仕事における基礎体力をつける大事な期間ですので、当然といえば当然なのかもしれません。

本連載で何度が触れていますが、私自身の人生設計として35歳までは仕事に注力し、職業人としてそれなりの実績を築いてから人生の幅を広げる、という方針というか、指針を持っていたという理由もあります。

仕事に関係すること以外に極力時間を割きたくなかった、ということです。

ハードスキル取得という分野でいうと、例えば、「今年は財務で、来年はマーケティング」といった具合に、経営戦略や財務といった特定の分野に関連する本を、1年間などと期間を区切って集中的に読み込むとか、とにかくその分野について研究するつもりで読み込む、というやり方をしてきました。

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