最新!「有名企業への就職に強い大学」トップ200校

4年ぶりに一橋大学が首位、2位東工大、3位慶應

トップは一橋大学。3年連続で首位を守ってきた東京工業大学(2位)を久々に逆転した。しかも56.7%の高率で、コロナ禍前の2019年の55.0%を上回った。両大学とも行きたい企業、業種が決まっている学生が多い大学だ。昨年より実就職率がアップしているのは、上位では4位の豊田工業大学と14位の京都大学、18位の京都工芸繊維大学で、下がっている大学が多く400社への就職も厳しい。

一橋大は、文系学部のみの大学だ。就職者の多い主な企業は、楽天グループ37人、みずほフィナンシャルグループと三井住友銀行が各15人、日本生命保険13人、三菱UFJ銀行11人、日本政策金融公庫と日立製作所が各10人など。金融に強いのが特徴だ。銀行の採用人数は減っているが、それは一般職が中心で、総合職の採用人数はあまり変わっていないため、一橋大からの就職者が多くなっている。

卒業生数が1013人と少なく、楽天グループの就職者数が群を抜いて多い。一橋大の他のIT企業就職者は、ソフトバンク4人、サイバーエージェント2人、ヤフーやディー・エヌ・エーはゼロだから、決してIT企業志向が高いわけではない。やはり、楽天の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏が、一橋大出身ということが影響しているのだろう。

2位の東京工業大(54.0%)は、学部と大学院をあわせた6年一貫教育を実施している理系の大学だ。就職者の多い企業はソニーグループ43人、日立製作所29人、富士通28人、旭化成グループ、NTTデータ、ホンダが各22人、野村総合研究所21人などだ。大手製造業に強いことがわかる。なかでも旭化成グループは大学別で第1位の採用人数だった。

トップ10の半数が理系大学

3位は私立大トップの慶應義塾大学で40.9%だ。就職者の多い企業は東京海上日動火災保険82人、三菱UFJ銀行76人、みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、アクセンチュアが各70人、富士通68人、楽天グループ59人などだ。メガバンクはいずれも、もっとも採用者が多い大学で、金融に強いことがわかる。

一方、慶應と何かと比較される早稲田大学は10位だが、400社就職者数はもっとも多い3402人だった。就職者の多い企業は富士通85人、NTTデータ81人、楽天グループ78人など情報通信関係の企業が上位にきているのが特徴だ。

公立大トップは6位の国際教養大学となっている。就職の厳しい女子大では、34位の津田塾大学がトップで、46位の東京女子大学、47位の日本女子大学と続く。東京の女子大が強い結果になっている。

上位は理工系の大学が多く、トップ10のうち5校が理工系の大学だ。過去の例から見ても、コロナ不況で大卒者の就職が厳しくなれば理系人気が高まる。リーマンショックによる不況時でも、大手企業は全体の採用人数は減らしたが、メーカーを中心に理工系出身者の採用はそんなには減らさなかった。

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