ヤバい「1万円高級寿司」の裏側【前編】 ここが惜しい!ミシュラン店との「差」を徹底解説

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「すきやばし次郎」に行ってオバマ大統領と同じものに挑戦!?

(後日談)
N君:続いてカニ、イカ、シメサバ、エビ、ウニ、マグロ、サーモン、細巻き、太巻き、お椀、総評と続きますが、すべて書くと15ページ近くなるので、続きは中編・後編にしたいと思います。
河岸:あっさり書くと「おいしかった。以上」で終わってしまうからね(笑)。「Good(おいしい)」と「Best(最高)」の違いがどこにあるか、そこまで踏み込んで書かないとね。あと、寿司を食べる順番やワサビのつけ方みたいに、いまの若い人だと意外に知らないことも多いから、その辺も併せて解説しないとね。
N君:ホントですよ。回転寿司に行けば好きな順番で食べていましたし、居酒屋でも醤油にワサビを溶かして食べていましたし(苦笑)。
河岸:でも、「Good(おいしい)」と「Best(最高)」の違いとなると、いよいよミシュランで星をとる店に行かないとね。いま話題のミシュラン3つ星の「すきやばし次郎」に行って、オバマ大統領が食べたのと同じものを食べて解説してみようか。
N君:あそこはおまかせコースのみで1人3万円から、みたいですね。どこにそんな取材費があるんですか(笑)。
河岸:だって、ありがたいことに新刊が売れ行き好調で5万部を突破したけど、「5万部を超えたら、またお祝いも兼ねて高級店取材に行きましょう!」と前々回の最後に宣言してたじゃない(笑)。
N君:文字を大きくした上にリンクまで貼らないでくださいよ、覚えていますから(笑)。任せてください! だから高級牛丼、高級ハンバーガー、高級コーヒーに行きましょう!「すきやばし次郎」は20万部を超えたら、で。
河岸:いや、高級店なら寿司か天ぷらがいいんだけど(笑)。天ぷらも寿司と同じで、高級店とそれ以外の店では「一体感」が全然違うから。どこかの大富豪の人が15万冊まとめ買いしてくれないかな。
N君:AKB48のCDじゃないんですから無理ですよ(笑)。本の印税から差し引いてよければ、いつでも行きましょう!
河岸:なんだ、それだと自腹じゃない(笑)。

 

というわけで、とりあえず次回は「人気高級寿司店」の中編、このとき食べた残りのネタの話と、今回の刺身同様、100円寿司でも使える「寿司のおいしい食べ方」の話をしたいと思います。

次回は1週間後にアップしますので、楽しみにお待ちください。

(中編は2014年8月28日木曜日、公開の予定です)

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河岸 宏和 食品業界を知り尽くした男

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かわぎし ひろかず / Hirokazu Kawagishi

食のプロや業界関係者のあいだで「食品業界を知り尽くした」と言われる男。大手ハムメーカー、大手卵メーカー、大手スーパー&コンビニ、数々の食品工場での勤務経験から「肉のプロ」「卵のプロ」「スーパー・コンビニのプロ」とも呼ばれる。

1958年、北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、「農場から食卓まで」の品質管理を実践中。「食品安全教育研究所」代表。
これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハム・ソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け惣菜工場、卵加工品工場、配送流通センター、スーパーマーケット厨房衛生管理など多数。

著書に『スーパーの裏側』(東洋経済新報社)、『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』(同文舘出版)などがある。
ホームページ「食品工場の工場長の仕事とは」を主宰。 
毎週発行している無料メルマガは、食品問題や事件が起こったときにすぐに解説するなど好評を得ている。

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