有楽町駅「大人の街の玄関口」が秘める未来予想図 相鉄から直通運転・高架道路廃止でどう変わる?

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
拡大
縮小
有楽町駅の日比谷口。有楽町そごうのあった読売会館には現在、ビックカメラが入っている(筆者撮影)
この記事の画像を見る(7枚)

有楽町駅は1910年の開業の長い歴史を持つ。東京駅より古いが、最初から通勤輸送のための駅であり、そのまま大きな変化もなく110年以上、続いている。

ヒット曲で高級感が定着

今の有楽町のイメージは、東側の銀座方面へと続く商業地と、西側の日比谷方面へと続くオフィス街、そして劇場や映画館が多いエンターテインメントの街といったところ。北側には総合文化施設の東京国際フォーラムもあり、最寄り駅の1つだ。

有楽町駅から徒歩圏内にある「銀座」「日比谷」あるいは「丸の内」などのブランド力も強く、地下鉄が密集する地域でもあるから、山手線有楽町駅の印象は相対的に低い。

新たなランドマークとなった「東京ミッドタウン日比谷」(筆者撮影)

戦後の復興期を経て、大型商業ビルとして1957年に完成したのが読売会館だ。これに入居したのが、そごうの東京進出第1号店である有楽町そごう(現在のビックカメラ有楽町店)である。そして、この店のコマーシャルソングとして作られたのが、フランク永井の『有楽町で逢いましょう』なのだ。そごうによる「有楽町高級化キャンペーン」の一環である。

この曲が大ヒットしたおかげで、有楽町が一気に著名になったと言ってもよいだろう。その功績から歌碑も建てられているが、場所はなぜか読売新聞ともそごうとも縁がない、数寄屋橋側に近い有楽町マリオンの前。企業キャンペーンの域を越え、街全体のイメージソングとなったためと解しておこう。

次ページ駅北東側の再開発はどうなるか
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT