有楽町駅「大人の街の玄関口」が秘める未来予想図

相鉄から直通運転・高架道路廃止でどう変わる?

有楽町駅の日比谷口。有楽町そごうのあった読売会館には現在、ビックカメラが入っている(筆者撮影)
この記事の画像を見る(8枚)

有楽町駅は1910年の開業の長い歴史を持つ。東京駅より古いが、最初から通勤輸送のための駅であり、そのまま大きな変化もなく110年以上、続いている。

ヒット曲で高級感が定着

今の有楽町のイメージは、東側の銀座方面へと続く商業地と、西側の日比谷方面へと続くオフィス街、そして劇場や映画館が多いエンターテインメントの街といったところ。北側には総合文化施設の東京国際フォーラムもあり、最寄り駅の1つだ。有楽町駅から徒歩圏内にある「銀座」「日比谷」あるいは「丸の内」などのブランド力も強く、地下鉄が密集する地域でもあるから、山手線有楽町駅の印象は相対的に低い。

新たなランドマークとなった「東京ミッドタウン日比谷」(筆者撮影)

戦後の復興期を経て、大型商業ビルとして1957年に完成したのが読売会館だ。これに入居したのが、そごうの東京進出第1号店である有楽町そごう(現在のビックカメラ有楽町店)である。そして、この店のコマーシャルソングとして作られたのが、フランク永井の『有楽町で逢いましょう』なのだ。そごうによる「有楽町高級化キャンペーン」の一環である。

この曲が大ヒットしたおかげで、有楽町が一気に著名になったと言ってもよいだろう。その功績から歌碑も建てられているが、場所はなぜか読売新聞ともそごうとも縁がない、数寄屋橋側に近い有楽町マリオンの前。企業キャンペーンの域を越え、街全体のイメージソングとなったためと解しておこう。

次ページ駅北東側の再開発はどうなるか
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事
  • フランスから日本を語る
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • この新車、買うならどのグレード?
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
人気の動画
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
ウーバーイーツ配達員の過酷
ウーバーイーツ配達員の過酷
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
統合から20年どこでつまずい<br>たのか みずほ 解けない呪縛

みずほ銀行が相次ぐシステム障害で窮地に陥っています。その根底には、3行統合から今に至るまで解決できていない呪縛と宿痾が。本特集ではみずほが抱える問題点をガバナンス面や営業面などから総ざらい。みずほは立ち直ることができるのでしょうか。

東洋経済education×ICT