アップル新製品で注目すべき「5つのポイント」 iPhone・iPad・Apple Watchはどう変わるのか

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Apple Watch Series 7の発売日は明らかにされず、10月以降となりそうだ(写真:アップル基調講演ビデオより)

Apple Watch Series 7には、引き続き、心電図や血中酸素ウェルネスアプリなど、ヘルスケアに関する機能が充実しており、watchOS 8との組み合わせによって、より多くのスポーツを記録することができる。

バッテリー持続時間は18時間とこれまでと変わらないが、ディスプレーが明るくなったことを考えると、Apple Watch全体の省電力性は高まっていると考えていいだろう。例えば、常時点灯ディスプレー機能をオフにすることで、これまでよりもさらに長いバッテリー持続時間が得られると期待できる。

バッテリーライフは長くならなかったが、充電速度をより向上させることで、睡眠計測の実用性を高めている。8分間の充電で8時間分の睡眠計測のための電力が確保できるほか、0〜80%までの充電時間は45分で完結する。例えば夜中睡眠を記録しながら装着していて、朝の支度中に充電すればその日1日過ごせる、というライフスタイルの中での現実的なサイクルを実現できそうだ。

ただし、アップルのウェブサイトでは、発売時期や細かい仕様、価格などが表記されておらず、非常に中途半端な情報提供になっている点が不自然かつ不可解だ。

まだ発表会で明らかにできなかった機能、特に健康計測に関する機能が認可待ちの状態で、具体的な情報を公開できない状態にあるのではないか。なんらかの追加的な健康機能が、今後明らかになる可能性に期待できる。

4. iPad miniへの強い需要を期待

今回最も大幅な刷新となったのがiPad miniだ。iPhone 13と同じA15 Bionicが搭載され、デザインが刷新されるフルモデルチェンジとなった。簡単に言えば、iPad Airを小型化したデザインとなり、iPad Pro同様に垂直な側面と、縁ギリギリまで敷き詰められたディスプレー、そして上部にはTouch ID内蔵のトップボタンが用意され、側面にはApple Pencil(第2世代)を装着できる磁石でくっつく充電パッドが用意された。

ディスプレーは拡大され、8.3インチとなった。それでも、プロモーションビデオでは、ズボンのポケットに入れて持ち歩く様子が描かれており、より手軽な文房具的活用が広がりそうだ。実際、iPadOS 15とApple Pencilの組み合わせでは、右下からスワイプすることですぐにメモが書ける「クイックメモ」機能が用意されており、日本語にも対応した手書き認識文字入力「スクリブル」と共に、すぐに取り出せるiPad miniとの相性は高い。

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