米政権が航空機内でマスク拒否乗客の罰金2倍に デルタ変異株流行抑制狙う最新の取り組み

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バイデン米政権は、航空機内でのマスク着用を拒否する手に負えない乗客の増加に対し、新たな解決策を打ち出した。それは罰金を2倍にすることだ。

民間航空機内でのマスク着用を義務付ける連邦規則に違反する乗客への罰金を2倍にする計画は、新型コロナウイルスのデルタ変異株流行を抑制する政府の最新の取り組みの一部だ。

ホワイトハウスで演説したバイデン大統領(9月9日)Photographer: Samuel Corum/Bloomberg

繰り返し違反した場合は罰金は最大1500ドル

バイデン大統領は9日のホワイトハウスでの演説で「ルールに違反するなら、罰金支払いを覚悟せよ」と述べた。また、マスク着用義務に抵抗する乗客を撮影したビデオがインターネットで拡散するケースが増加していることに言及し、「客室乗務員などに向けられた怒りは誤っている」と批判した。

米政府は航空機や陸上の公共交通機関の利用者に対し、少なくとも来年1月18日までマスク着用を義務付けている。米運輸保安局(TSA)によると、違反者に対する罰金は1回目が250ドル(約2万7000円)。繰り返し違反した場合は最大1500ドル。

TSAはウェブサイトへの投稿で、「新しい罰金は初回の違反に対して500ー1000ドル、2回目は1000ー3000ドルになる」と説明。10日付で実施されると付け加えた。

バイデン政権が連邦職員のワクチン接種義務化、一部企業にも順守義務

原題:Maskless Airline Passengers Face Doubled Fines in Biden Plan (1)(抜粋)

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著者:Keith Laing

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