6歳でもわかる「借金」親が教えるべきお金の事

「借金」の怖さを子どもに説明できますか?

親は子にマネーリテラシーをどのように教えればいいのでしょうか?(写真:veerasak1982/PIXTA)  
社会の変化のスピードは速くなり、一生懸命働いてさえいれば食べていける時代は終わりました。年金の支給開始年齢は上がり、老後資金も自分で用意しなければなりません。これからの時代を生きる子どもに求められるのは、自分自身の判断でお金とうまく付き合っていくこと。その「上手な付き合い方」=マネーリテラシーを親は子にどのように教えてあげればいいのでしょうか? 荻原博子氏の新著「親が子供に教える一生お金に苦労しない12の方法」を一部抜粋し再構成のうえ、本稿では“子どもと考える借金”について具体例を交えながら紹介します。

「借金」の怖さを親がまずは理解する

「借金」は人生を壊すかもしれません。子どもには「借金」の怖さをしっかりと教えておくべきでしょう。そのためには、まずあなたが借金の怖さを知っておくべきです。

新型コロナ禍で働けない人の収入減につけ込む詐欺が増えています。例えば、いま急増している「ツケ払い・後払い現金化」という手法。

「ツケ払い・後払い現金化」とは、二束三文にしかならないような価値のないネットのアプリケーションなどを購入させ、その際に、利用者に代金の一部を「キャッシュバック」というかたちで振り込みます。アプリケーションの代金は「ツケ払い」になっていて、次の給料日に給料の中から全額を支払います。

例えば、6万円の商品を給料日に払う「ツケ払い」で買って、キャッシュバックを3万円受け取ります。そして給料日には、代金の6万円を支払うのです。一見すると、商品を買ってその代金を支払い、キャッシュバックももらうという普通の商取引に見えますが、買う商品が二束三文にしかならないアプリケーションですから、これは商取引を"隠れ蓑"に使った悪徳金融にすぎません。

キャッシュバックで3万円をもらって、給料日に6万円を支払うのですから、3万円の借金に対する1カ月の利子が3万円ということで、これを年利に換算すると、なんと1200%の不当な貸付ということになります。

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