ドライヤー「高ければいい」と信じる人の落とし穴 「家庭用ドライヤー」選ぶときの最重要ポイント
もうひとつ、チェックしたいのは風量です。
風量が強ければ、それだけ早く乾きますし、熱を与えている時間も短くなるので、結果的に、髪のダメージを最小限におさえられます。
さらに、もうひとつ見るべきポイントがあるとしたら、冷風への切り替えが簡単なこと。ボタンひとつで温風→冷風に切り替わる、切り替えボタンがついていると便利です。
なぜかというと、これも髪の毛の性質が関係しています。
ドライヤーの冷風は、暑い日に使うものと思っているかもしれませんが、そうじゃないんですよ。あれは、扇風機がわりではありません。
髪は、たんぱく質なので、熱を与えると形が変わり、冷ますとその形を覚えて固定されます。クセをのばしたいときは、その部分を指でピンとひっぱって熱風を10秒くらいあてたあと、そのまま冷風を10秒あてると、すっきり髪のクセがとれます。
それをスムーズにするためにも、冷風への切り替えが簡単なボタンがついているといいんですよね。
マイナスイオンには注意
もうひとつ、ドライヤー関係でいうと、髪がぺたんこになる人は、マイナスイオンドライヤーは避けたほうがいいでしょう。これは、マイナスイオンが水分とむすびついて、髪がしっとりしすぎるから。
それと、ドライヤーについている、平たい口部分は、髪を乾かすときは外してくださいね。平たい口は、前髪のブローなど、ピンポイントで風を与えたいときに使うものです。
などなど、今回はドライヤーについてお話をしましたが、こういった「知っているとちょっと得する」髪についてのあれこれを、拙著『髪のこと、これで、ぜんぶ。』で紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。
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