LINEの海外進出手法は、かなり上手い <動画>スペインを攻め、南米、そして北米も

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スペイン経由で米国を攻めるLINE(写真は森川亮社長、撮影:吉野純治)

LINEはスペインで一気にシェアを拡大した。2013年から現地テレビCMを放映。人気は広がり、欧州の中では最大のLINEユーザーがいる国になった。

この成功を基盤として2014年2月には現地の携帯電話会社テレフォニカと業務提携。同社がスペイン、南米で販売するスマートフォンにはLINEのアプリを搭載することになった。

この企画は週刊『夏野総研』とのコラボレーションで運営しています。

これで中南米で利用者を獲得する下地をつくった。このようにスペインをベースに南北アメリカを攻めるのは正しいやり方だ、と夏野氏は指摘する。「15年も前から、同じ欧州でも携帯電話の使われ方が、欧州主要国と、イタリア、スペインなどの南欧諸国ではまったく違うことが分かっていた」。南欧では、日本を含むアジアと近い使われ方をしているのだ。

米国でも、今ではスペイン語を話す人口が急増している。フェイスブックが買収したワッツアップがメッセージングアプリのトップ企業として君臨する米国だが、LINEが一定の地歩を築くチャンスがあると読む。

夏野 剛 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授

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なつの・たけし

早稲田大学政治経済学部卒業、東京ガス入社。米ペンシルベニア大学経営大学院ウォートンスクール卒(経営学修士)。NTTドコモでiモードの立ち上げに参画。執行役員マルチメディアサービス部長を務め、08年に退社。現在は慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、DLE、GREEの取締役を兼任。経産省所轄の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー現任。ダボス会議で知られるWorld Economic Forum の“Global Agenda Council”メンバーでもある。


 

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