今日からまねしたい「一流の人のすごい考え方」 大谷翔平がプロ入り後キャンプに持ち込んだ本

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甲子園の決勝戦。ということは、ほかのすべての球児の「夏」はもう終わっている。この大舞台で、まだ野球を続けられることがどんなに幸せなことなのか……。

この魔法の一言で、心機一転。プレッシャーを「喜び」に変えることができた選手たちは、10回表の攻撃でなんと4点を奪い、取手二高は茨城勢で初めての甲子園優勝を果たすことができたのです。

たった一言で、人はよみがえることがあります。贈り方さえ間違えなければ、「言葉」は「人類最高のギフト」です。

ツラいと思うことも、見方を変えれば、「自分だけしか味わうことができない経験をしている」と考えることができます。そう思えたら、しめたもの。今置かれている状況を、存分に楽しむことだけを考えればいいのです。

一流の人のエピソードには人を勇気づける力がある

本を読んだり、テレビを見ていたりすると、時としてすばらしいエピソードに出合うことがあります。私は、子どもの頃から「名言集」や「エピソード集」などの本を読むのが大好きでした。その頃、いちばん好きだった名言はゲーテの「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の味はわからない」です。

『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

本書でお届けするのは、今までに私が見聞きした膨大なエピソードから厳選に厳選を重ねたモノばかりです。クイズ形式にしているので記憶にとどまりやすくなっています。

優れたエピソードには力があります。私自身、人生でピンチに立ったとき、一流の人たちの考え方が垣間見えるエピソードに助けられてきました。ご紹介したエピソードが1つでも、あなたの人生のお役に立つことがあればこれほどうれしいことはありません。また、この本を読むことで、プロ入り初のキャンプに参加した頃の大谷選手と、ちょっとした思考のシンクロを楽しんでいただければ幸いです。

西沢 泰生 作家・ライター・出版プロデューサー

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にしざわ やすお / Yasuo Nishizawa

学生時代に「アタック25」「クイズタイムショック」などのクイズ番組に出演し優勝。「第10回アメリカ横断ウルトラクイズ」ではニューヨークまで進み準優勝を果たす。就職後は、約20年間、社内報の編集を担当。その間、社長秘書も兼任。2012年『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)で著者デビュー。現在は作家として独立。主な著書に『夜、眠る前に読むと心が「ほっ」とする50の物語』『伝説のクイズ王も驚いた予想を超えてくる雑学の本』(三笠書房)、『コーヒーと楽しむ 心が「ホッと」温まる50の物語』(PHP文庫)、『名言サプリ』(祥伝社)他。

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