今日からまねしたい「一流の人のすごい考え方」

大谷翔平がプロ入り後キャンプに持ち込んだ本

映画『おくりびと』の脚本家として知られる小山薫堂さん。これは、彼の著書『考えないヒント』に出てくる、あるカメラマンの話です。

そのカメラマンが、新潟で50年間もお米を作り続けている農家のところへ取材に行ったときのこと。写真を撮り終えて、最後に、何気なく「今年のお米の出来はどうですか?」と聞いたのだそうです。

それに対する農家の返事が実にカッコよかった。きっとこの人は、感じるままに答えたのでしょうが、人生の教訓になるような一言だったのです。

問題:この農家の人は「いや、わかりません」と言ったあと、何と言葉を続けたでしょう?

答え:「僕はまだ米を50回しか作ったことがないですから」

まさに「実るほど頭を垂れる稲穂かな」です。てんぐにならないにも、ほどがあります。

「まだまだ未熟」と、現状の自分に満足しない謙虚さが、仕事をさらに追求する姿勢につながり、それが成長としてわが身に跳ね返ってくるのだと思います。

謙虚な姿はとても美しいものです。一流の人の姿勢が「てんぐになるな」と戒めてくれます。

KKコンビを破った名監督の一言

桑田真澄さんと清原和博さんのいわゆる「KKコンビ」がいた時代のPL学園は本当に強かった。2人は2年生からレギュラーでしたが、夏の大会はとくに強く、優勝2回、準優勝1回。つまり彼らは夏の甲子園で、たった一度しか負けなかったのです。

「夏のKKコンビ」に黒星を付けた唯一のチームは、名将・木内幸男監督が率いていた当時の取手二高(茨城)。試合は取手二高が1点リードで迎えた9回裏。PLが起死回生のホームランで同点に追いつきます。

延長に入れば、サヨナラ勝ちができる裏の攻撃のほうが有利。優勝目前で追いつかれ、気落ちしてベンチに戻る取手二高の選手たち……。

問題:心が折れかかった選手たちを復活させた、監督の言葉は何だったでしょう?

答え:「よかったなあ、まだ甲子園で野球ができるぞ!」

次ページ折れかかった心も、言葉だけで元気にすることができる
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