「外出自粛の長期化」が日本人に招く3大弊害 夜眠れない人ほど「コロナ感染リスクが高い」訳

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運動不足は、コロナの重症化リスクや死亡リスクを高める。では、しっかり運動すれば、コロナのリスクを減らせるのか?

韓国の76395人を対象とした大規模な追跡研究では、有酸素運動と筋トレの両方を含む身体活動が、新型コロナウイルスの感染、重症化、死亡リスクの大幅な低下につながったという結果が報告されました。定期的な運動によって、コロナ感染の予防、重症化、死亡率低下に役立つ可能性が示されたのです。

「1日20分の運動で平均寿命が5歳伸びる」という研究があるように、運動は健康にものすごく役立ちます。逆に運動不足は、生活習慣病や認知症やうつ病、自殺などのメンタル疾患のリスクを高めます。そしてコロナにおいても、運動不足は重症化リスク、死亡リスクの増加につながるわけです。

「巣ごもりしているから安心」というのは、大間違い。むしろ巣ごもりによる「運動不足」で、コロナの危険を増やしているかもしれません。

運動不足は1日20分の散歩でも補えますので、ぜひ「毎日歩く習慣」を続けてみてください。特に通勤時間に相当する朝の散歩はセロトニンの活性化、体内時計のリセットなど、1日のリズムを作るうえでも重要です。

弊害その2:睡眠不足でコロナ感染リスクが上昇

コロナ禍によって、外出や会食・宴会の自粛、帰省の自粛、友達にも会えないなど、不自由な状況が続いています。また、感染拡大や先行き不安など、コロナにまつわるさまざまなストレスから睡眠障害に陥る人たちが増えており、それは「コロナ不眠」とも言われています。

ウーマンウェルネス研究会によるコロナ禍の睡眠の調査(882人)によると、感染拡大後に「睡眠の質がとても悪くなった」と「やや悪くなった」と回答した人は、合わせて22.3%、5人に1人。さらに、「以前と変わらず悪い」(40.9%)を加えると、なんと63.2%が「睡眠の質が悪い」と感じていることがわかりました。3人に2人が、睡眠の質が悪いと感じているのです。

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