目標必達できる「ヌケ・モレない計画」作る7つの技

実は「ステーキの食べ方」とよく似ている

細分化について「本」を具体例にして考えてみましょう。本は、「本文(書籍本体)」「カバー」「帯」などのパーツで構成されています。さらに本文は、「目次」「第1章」「第2章」などに細分化できます。では打って変わって、カレーライスのセットはどうでしょうか。「カレーライス」「サラダ」「食器」「ドリンク」などに細分化できます。

これと同じように目標についても、②「『どのパーツがそろえば達成できるのか』という思考で要素分解する」ことがポイントになります。要素分解をせずに、いきなりタスクやスケジュールを作成してしまうと、タスクのヌケ・モレや、それによるスケジュール遅延などが起きます。

すると、目標達成の確度も低くなってしまいますから、そうならないためにも、要素分解で目標達成に必要なパーツや作業の「全体像」(=スコープ(作業範囲))を導きましょう。

(画像提供:KADOKAWA)

「ツリー図」を活用してみる

要素分解するためのツールを「WBS(Work Breakdown Structure、作業分解構成図)」といいますが、計画時の3つめのポイントは、③「WBSを作成する」です。WBSは、作成すればするほどスキルが高まりますから、皆さんも身近なモノやコトで要素分解してみましょう。

一般的なWBSは4層構造の「ツリー図」です。

1層目にはプロジェクトの「目標」や「名称」を記載します。

2層目には、プロジェクトの達成のために大枠として「どの成果物がパーツとして必要か」という観点で「成果物」を書き出します。先ほどの本の例でいうと、本文(書籍本体)、カバー、帯などが成果物として要素分解できます。

3層目は「要素成果物」。2層目の成果物をさらに分解するとどのような要素で構成されているかがわかるように書き出します。本のカバーでいえば、タイトル、デザイン、紙、著者プロフィールなどが要素成果物です。

4層目は、3層目の要素成果物をどのように生み出すかの「活動」を書き出します。これが一般的には「活動時のタスク」になります。本の紙であれば、業者選定、見積もり依頼、注文、配送などの活動に分解されます。

(写真提供:KADOKAWA)
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