「部下がすぐやめる上司」「やめない上司」の差 「ありがとう」の反対語を正しく言えますか?

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では、具体的に「動機付け要因」とはどういうものなのでしょうか。

<5つの動機付け要因>
① 達成感……目標を達成した喜び
② 成長感……過去の自分から変化し、成長している喜び。
③ 有意味感……仕事に意味を感じる、充実感がある
④ 有効感……自分の力が組織に貢献している喜び、やりがい
⑤ 自己決定感……自分で決めたことだと感じている喜び、自発性

主なものはこの5つです。

なぜパチンコはハマるのか?

同じ仕事や作業でも、動機付け要因を感じるときと、感じないときがあります。

例えば、パチンコは、多くの人がのめり込み、わざわざ朝早くから列に並んででもやりたいと、人が集まる人気の娯楽です。
普段、仕事では全くやる気のない人も、パチンコには通う……。その情熱を仕事に向けてくれたらいいのに、という人、周りにいませんか?
パチンコも、動機付け要因がなければ全く面白くないはずです。

「作業」だけを見れば、パチンコという作業は退屈です。

それでお金がもらえるかといえば、むしろ負けて、時給換算したらマイナスになったりするわけですから、衛生要因で見れば、最悪な作業ということになります。

ところが、パチンコには動機付け要因があります。

球が入ったという「達成感」、「7が揃った」という「有意味感」、自分の台の選びがうまくいったという「有効感」、負けていたとしても「あと1万円だけ」と自らお金を投入する「自己決定感」……。

動機付け要因がなければ「お金をもらってもやりたくない作業」が、動機付け要因によって「お金を払ってでもやりたい作業」に変貌するわけです。

あなたの部下は、パチンコにのめり込む人のように仕事に熱中できているでしょうか?

部下の仕事が、ただこなすだけの「作業」になっていたら、それは「苦痛で退屈でお金をもらわないとやってられない仕事」ということになります。

仕事が面白くないので、いつも辞める理由を探すことになります。

部下を辞めさせる上司は、部下が辞める理由を衛生要因(外的要因)だと考えがちですが、実は、動機付け要因(内的要因)を与えられていないのです。

では、どうすれば動機付け要因を与え、部下が辞めない上司になることができるのでしょうか?

能力が未熟な新任上司でも動機付けをすることができるのでしょうか?

実は、非常にうまく行く仕組みがあります。

それは、「感謝の仕組み」です。

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