「部下がすぐやめる上司」「やめない上司」の差 「ありがとう」の反対語を正しく言えますか?

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「存在への感謝を伝える仕組み」を身に付けると、あなたのチームの部下は、職場に行くのが楽しく、徐々に自分で目標を持ち始め、達成感や成長感を得て有意味感、有効感、自己決定感を持って仕事をするメンバーへと変わって行きます。

<存在への感謝を伝える3つの仕組み>
①挨拶リアクション
②発言リアクション
③仕事リアクション

①挨拶リアクション

朝の挨拶で、あなたはどうリアクションしていますか?

部下に会えてうれしい、ありがたい、と思って挨拶していますでしょうか。

あなたの感謝の気持ちは、部下に伝わります。

感謝の気持ちがあれば、目を見て、気持ちを込めて「おはよう」が言えるはずです。

目を見ず、作業をしながらパソコンに向かって挨拶したり、誰でもない空間に向って「おはようございます」とつぶやくだけだったり、挨拶がない職場もあります。

まず挨拶から変えてください。

②発言リアクション

部下の発言に対し、どうリアクションしていますか?

ポイントは、部下の発言の内容がよかったかどうかの「結果」ではなく、発言したという「行動」に感謝を示すことです。

「意見してくれてありがとう」「よくしようと思ってくれてありがとう」と感謝を伝えたうえで、その中身を議論することで、相手は「発言してよかった」と思うようになります。

③仕事リアクション

部下の「仕事」に対するリアクションが変わると、部下の姿勢はかなり変わります。

ここでも重要なことは、仕事の内容がいいかどうかの「結果」ではなく、仕事に取り組んだという「行動」に感謝を示すことです。

「取り組んでくれてありがとう」「よくやってくれたね」「助かったよ」と感謝を伝えたうえで、「ここをもっとこうしてくれないか」「この部分はどうかな」と修正していけばよいのです。

「ありがとう」の反対語は何か?

よく言われることですが、「ありがとう(感謝)」の反対は何でしょうか?

ありがとうの反対は、「当たり前」です。

感謝できない人は、全部当たり前だと思ってしまいます。

存在するのも当たり前、行動するのも当たり前、結果を出すのも当たり前。
仕事をしていたら、当たり前でしょ、と考えます。

これは、非常にもったいないことです。

仕事は結果を出さなければいけませんから、結果を出すまで部下と一緒に取り組む必要がありますが、「存在」と「行動」に感謝を示すことに、何のデメリットもありません。

挨拶、発言、仕事へのリアクションを「仕組み」としてほぼ自動的に感謝を伝えられるようになると、あなたの部下は変わります。

仕事に行くのが楽しくなり、行動するのが喜びになります。

仕事に意味を感じ(有意味感)、自分の仕事が役に立っている喜び(有効感)を得て、もっと役に立ちたいと思うようになります。

自ら目標を立て(自己決定感)、目標に向かって動くから成長し、成長を感謝されるから自分の成長を実感でき(成長感)、目標を達成することで達成感を得ます。

動機付け要因を生み出す原点は、感謝です。

存在と行動に、感謝できる人になりましょう。

するとあなたの部下は、ぴたりと辞めなくなるでしょう。

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アルファポリスビジネス編集部

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