「部下がすぐやめる上司」「やめない上司」の差 「ありがとう」の反対語を正しく言えますか?
「感謝」は、実にカンタンに使うことができます。
能力は必要ありません。
これを「仕組み」として使うことで、部下は目標を持ち、成長を感じ、有意味感、有効感、自己決定感を感じるようになります。
あなたは、部下に対して感謝していますか?
そして、その感謝を伝えていますか?
感謝というのは、ものすごいパワーを持っています。
感謝を伝えられる上司には、人が集まり、人が育ち、人が離れません。
感謝を伝えられない上司では、人が育たず、人から避けられ、人が離れます。
仕事でもプライベートでも、感謝を伝えられる人になることが重要です。
最強の上司とは
では、なぜ上司は感謝できないのでしょうか。
感謝には、3つの段階があります。
<感謝の3レベル>
①「結果」への感謝
②「行動」への感謝
③「存在」への感謝
感謝できない人は、「結果」を出さないと感謝しない人です。
結果を出す部下には「君のおかげで達成できたよ」と感謝の言葉をかけることができるのですが、結果を出せない部下にはどうしても厳しくなってしまいます。
すると、「行動」に感謝できません。
部下が資料を作っても「なんだこの資料は」「全然なってないな」「やる気あるの?」と言葉がきつくなります。
部下は、「この人には何をやってもムダだ」と、あなたのために頑張りたいと思わなくなります。
存在への感謝ができる人は、最強です。
実際に存在に感謝できているチームというのがあって、そういう職場は、朝の挨拶の態度からして違います。
「いてくれてありがとう」「今日も仕事に来てくれてありがとう」「頑張ってくれてありがとう」と、部下の存在そのものに感謝の気持ちがあるので、部下は毎日、「今日も会えてうれしい」「職場に行くのが楽しい」という気持ちをお互いが抱くようになります。
素晴らしいチームだと思いませんか?
部下を辞めさせる上司は、存在に感謝することの重要性に気付いていません。