部下との信頼関係を「朝1分」で劇的に深めるコツ リモートになって「接触頻度」減っていませんか

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takeuchi masato / PIXTA
気が乗らない。めんどくさい。できれば、さぼりたい……どんな人にも、ついついダラダラしてしまう日があるもの。できるだけ「ラクをしたい」のが人間の本能。とくに、リモートワークのように1人で仕事をする環境では、ダラけてしまうのも無理はないことです。
新刊『ダラダラせずに、やるべきことに集中する技術』では、「やるべきこと」に集中し、会社でも在宅でも生産性を上げるコツを紹介します。
本稿では、同書から一部を抜粋しお届けします。

コツ1:「朝1分のミーティング」を大切にする

リモートワークが普及したことで、メンバーとのコミュニケーションの仕方に悩む人が増えているようです。 実際、私はここ1年で、管理職の方たちから「リモートワークでのコミュニケーション」に関する数多くのご相談を受けてきました。

  • ・部下との信頼関係を保つには、実際に会って「対面」で話す時間が必要か?
  • ・部下と信頼関係を築くには、気づきや、場を和ませる話術が必要か?

要約すると、おおむね、そのような主旨のご相談を数多くいただいたのです。 対面でのコミュニケーションも、その場に応じた話術も、するに越したことはないでしょう。

ただ、行動科学では、いずれも必須の条件とは見なしていません。私たちが最も重視しているのは「内容」や「形式」ではなく、「接触頻度」です。 相手との「接触頻度」が下がれば、信頼関係も下がる。 相手との「接触頻度」が上がれば、信頼関係も上がる。 このように、行動科学では「信頼関係は、接触頻度によって構築・維持できる」と考えているのです。

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