部下との信頼関係を「朝1分」で劇的に深めるコツ リモートになって「接触頻度」減っていませんか

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「接触頻度」という専門用語を使うと難しく聞こえるかもしれませんが、要は「コミュニケーション回数」のことです。 もう、おわかりのように、「対面」であろうが「非対面」であろうが、コミュニケーションの基本は変わらないのです。

管理職の方々には、「毎朝の始業直前、1分間でいいので、部下の方と会話をしてください」とアドバイスをしています。 もちろんオンラインでかまいません。部下が複数いる場合は、1対1ではなくグループ会議の形式で行ないます。 「今日はどんな作業を行う予定か?」を、各メンバーに1人1分程度、話してもらう……ただそれだけでOKです。行動科学ではこれを「1分間ミーティング」と名づけています。

ミーティングの目的は「接触」自体

ここで重要なのは、「1分間ミーティング」を行う目的です。 じつはこのミーティングの目的は、「上司が部下の予定を把握すること」「部下に自分の予定を整理させること」ではありません。「朝、1分間、部下とコミュニケーションをとること」、それ自体が目的なのです。 1分間ミーティングとは、「接触頻度を保つしくみ」なのです。 必ずしも朝に行う必要はありません。

ただ、チームメンバーの中にリモートワーカーがいる場合、朝の開催をおすすめします。1人で仕事を開始するには意志の力を必要としますが、1分間ミーティングをきっかけにすれば、やる気に頼らず仕事を開始できるからです。

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