爆笑! 世界で通じる「描写力」(実践編)

固定概念を捨てて、ワイルドに想像せよ?!

どうやって「意外性」を生み出すか

意外性を持たせるには、ちょっとしたコツがあります。このコツは、2ステップに分かれています。

ステップ1:描写したい「モノ」に対する固定観念をポイッとどこかに捨てる

スカイツリーの見た目をいちばん無難に描写すれば、「塔」ですよね。確かに、「細くて高い塔」と言われれば、かなり現物に近いイメージは湧くかもしれません。でも、それじゃあ、面白くない。グローバルな描写としては失格です。

そもそもスカイツリーは「塔(電波塔)」なわけですから、意外性を持たせたいのなら、この「塔」という概念は捨てなければなりません。そのうえで、そのスカイツリーというモノが「何の形」に見えるかを、ワイルドに、童心に返って想像します。

だまし絵やクイズなどでは、焦点をわざとぼかして物を見る、ということをします。「固定概念を捨てて、ワイルドに想像する」というのは、イメージとしてはあれに近い。本来はくっきりはっきり見えてわかっているはずの「塔」という固定観念を捨てて、焦点をぼかして、ほかのものに見立てよう、という感じですね。

油差しが、スカイツリーに見えてくる?

そうやって、スカイツリーを何か別のモノに見立ててみると……。

たとえば、油差し(写真)。「別のモノ」に見えてきたら、それ(=油差し)を使って、「意外性のある描写」をします。たとえば、「巨大な油差しが街中に建っている。でも、中身は油ではなく、お店や人です」……と言うと、シュールですね。

しかし、どんなに頑張ってみても、全然別のものに見えない……。そういう場合は、2つ目のステップに進みます。

ステップ2:描写したい「モノ」を逆さにしたり、横にするなどして、360度ぐるぐる回して、何か別のモノに見立てる。別のモノに見立てたら、そこに、誰かに突っ込まれそうな、意外性を持たせる

実際にスカイツリー(など、描写したいモノ)のラフな絵を紙に描いて、ぐるぐる回してみると、けっこう楽しくできます。

すると、意外なほどにいろいろなものに見えてきます。

たとえば、逆さにすると、「開きたいのに開けない扇子」。扇子は本来開くものなので、それが「開かない」のですから、「なんで開かないんだよ!」とツッコミの声が聞こえてきそうです。

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