「私には無理」という思い込みを破る3つの方法 ジョコビッチも学んだ脳トレーナーの深い教え
白熱した試合が続く東京オリンピック。不可能と思われた記録に挑戦するその姿は、見る者の感情を揺さぶる。彼らほどではなくても、自分の限界(リミット)を越え、何かを成し遂げたいと考えている人は多いだろう。そのための突破口はどこにあるのか。ノバク・ジョコビッチなど一流アスリートにも指導し、『LIMITLESS 超加速学習』(東洋経済新報社)の著者でもあるジム・クウィック氏の教えを、ココで紹介しよう。
能力を制限する「固定観念」を溶かせ
「自分には限界がある」「どうせできるわけがない」――あなたは、ネガティブな思い込みによって自分自身を呪縛してはいないだろうか。
困難にぶつかったときに周囲の人にからかわれたり、レッテルを貼られたり、「そんなことはあなたには無理だ」などの否定的なメッセージを受け取り続けたりしていると、いつの間にかそれが固定観念となり、その人の心に棲みついてしまう。
それは誤った思い込みにすぎないものだ。しかし、自分の頭の中に閉じ込められてしまうと、難なくできるはずだったことも、能力を十分発揮しきれずに終わるという事態に陥ってしまう。
「なぜ自分はうまくいかないのか」という悩みや、「こんな状況は自分にふさわしくない」という現実逃避にさいなまれた経験のある人も少なくないだろう。そして、目標から遠ざかり、人生そのものに影響が及んでゆく。このようなやっかいな固定観念を、どう打ち破ればよいのか?
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