「私には無理」という思い込みを破る3つの方法 ジョコビッチも学んだ脳トレーナーの深い教え

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●ダイナモ(発電機)型:創造性やアイデアの斬新さに才能が現れるタイプ。シェイクスピア、ガリレオなど。
●ブレイズ(炎)型:人との関わりにおいて非凡さを発揮するタイプ。人権活動家のマララ・ユスフザイなど。
●テンポ(リズム・調子)型:大局的な視点を持ってやり抜くことに秀でたタイプ。ネルソン・マンデラ、マザー・テレサなど。
●スティール(鋼)型:細かい作業が好きで、ほかの人が見落としたか、想像できなかった細部をすくい上げるのが得意なタイプ。グーグル共同創業者のセルゲイ・ブリンなど。

得意なことが、共感することだけ、データ解析だけという人は少ない。2つ以上の型がかけ合わさっていたり、マンデラには及ばないがタイプとしては似ていたりするということもあるだろう。

ここで重要なことは、才能とは、単に偏差値が高い、記憶力が飛び抜けているといったスペックの話ではなく、もっとずっと広い意味を持ち、誰のなかにも潜むものということだ。固定観念に塗り固められたその可能性は、もっと自由に放たれ、リミットレスになるのを待っている。

環境に反応するな、環境を変えよ

クウィック氏は、自己を制限する固定観念と、制限しないマインドセットの違いを、温度計とサーモスタットの違いにたとえる。

温度計には、環境に反応して温度を読み取るという機能しかない。固定観念に対する多くの人の反応もこれと似ている。制約があると感じると、自ら制限されているように反応し、制限されているように生活をするのだ。

一方、温度を調節する機能のあるサーモスタットは、周囲の環境を測ると同時に、その環境が自分に反応するように仕向けていく。部屋の温度を感知して、それが寒すぎたり暑すぎたりすれば、自分の理想(設定温度)に合うように、環境の側を変えるべく働くものなのだ。

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