来年50歳!木村拓哉が「キムタク」を自称するまで

SMAP解散から4年半、俳優業と歌手業に邁進中

(写真:編集部撮影)

今年11月で49歳となる木村拓哉。いよいよ40代最後の年を迎えることになる。これまで時代を象徴するスターであるとともに、俳優や歌手として、さらにバラエティなど幅広い分野で活躍してきた。そしてその一挙手一投足は、なにかと注目の的でもあった。では、木村拓哉はいまどこにいて、どこに向かおうとしているのだろうか?ここで少し考えてみたい。

俳優・木村拓哉の“ふたつの顔”

現在、木村拓哉が活動のメインにしているのが俳優業であることはいうまでもない。そのなかで彼は、いま“ふたつの顔”を持ち始めている。

ひとつは、1990年代以来、『ロングバケーション』(フジテレビ系、1996年放送)や『HERO』(フジテレビ系、2001年放送)などを経て、長年世を魅了してきた「これまで通りの木村拓哉」の顔である。基本的にはヒーローだが、なんらかの過去を持ち、陰のある設定がしばしばそこに加わる。つまり、等身大のヒーローだ。そして組織のために尽くすというよりは、自分の生きかたやポリシーをどこまでも貫く。そんな役柄である。

近年では『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系、2018年放送)などもそうだったが、特に『グランメゾン東京』(TBSテレビ系、2019年放送)は、その色彩が濃かった。過去に挫折経験を持つ一匹狼的なフランス料理のシェフ・尾花夏樹が、三ツ星レストランを目指して仲間とともに奮闘するストーリーは、木村拓哉主演ドラマの王道と言っていい。

これまで木村拓哉は、多彩な職業の人物に扮してきた。ピアニスト、美容師、検事、パイロット、レーサーなどさまざま。果ては総理大臣になったこともあった。もちろんそれぞれ仕事の中身は異なる。だが共通するのは、そうした人物の成長ストーリーを演じてきたところだ。『グランメゾン東京』にしても、主要登場人物はみな年齢的に大人だが、次々と降りかかる試練に協力して立ち向かいながら、それぞれが人間的に成長していく物語であり、その中心にいたのが木村拓哉だった。

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