アマゾンCEOの「宇宙追放署名」が支持を集める訳

賛同者は14万人超え…背景にある貧富の差

「ジェフ・ベゾスの地球帰還を許すな」といった過激な署名活動が立ち上がっている。その背景とは……(写真:Andrew Harrer/Bloomberg)
7月に宇宙ロケットで旅立つベゾス氏は、もうそのまま宇宙にいれば良い......。こんな署名活動が話題を呼んでいる

怒りの署名

「ジェフ・ベゾスの地球帰還を許すな」。このように銘打った過激な署名キャンペーンを米北東部ミシガン州の住民が立ち上げ、14万人を超える賛同者を集めている(7月2日現在)。署名活動はオンラインの署名収集サイト『Change.org』上で現在も継続中だ。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら

発起人の「リック G」を名乗るユーザーは署名活動のページにおいて、「億万長者など存在すべきでない...地球上にも、宇宙にも。しかし後者を選択したのであれば、ずっとそこに留まるべきだ」と述べ、痛烈な批判を展開している。6月10日に公開されたこのキャンペーンは、およそ2週間で10万人の賛同者を集め、3週間で13万人を超えた。

リック G氏の怒りは収まらない。6月24日には署名ページに長文を追加投稿し、「彼は金銭的にも感情的にも疑いの余地なく人類の大多数から隔たっているだけでなく、私たちを人間たらしめるものからも遠い存在となった。そしていま、個人で出資するロケットで地球の大気圏外へと出ることにより、完全な隔離を実現しようとしている」などと皮肉たっぷりに綴る。

Amazon共同創設者として知られるベゾス氏は、航空宇宙を手がける民間企業「ブルー・オリジン」の設立者でもある。今年7月20日に同社が打ち上げる宇宙船「ニュー・シェパード」での有人飛行に加わり、計15分足らずの飛行時間のなかで数分間の無重力状態を体験する計画だ。

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