アウトドア「キャプテンスタッグ」の意外な来歴 新潟の調理器具メーカーから45年前に誕生

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日本のキャンプシーンならではの虫除け問題に対応するために、伝統的な「蚊帳」をアイデアソースに生み出した形だった(写真:OCEANS編集部)

しかし、キャプテンスタッグが手掛けてきた製品の歴史を振り返ると、彼らがいかにこのコンセプトに向き合い続けてきたのかがよくわかる。

例えば、今やキャンプサイトでは当たり前の光景になっているロースタイル。このスタイルが生まれるきっかけとなったのは、’95年に発売した「オリバー ツーウェイテーブル」だ。地面にシートを敷いて食事をする花見でも使えるサイズとして考案されたのだ。

同様に、1994年に発売した「ラニー メッシュタープ」は、側面にメッシュを配する構造を初めて採用したタープである。

これまた、日本のキャンプシーンならではの虫除け問題に対応するために、伝統的な「蚊帳」をアイデアソースに生み出した形だった。

コンパクトに収納可能なローテーブル。どれも高い品質と手にしやすい価格を両立している(写真:OCEANS編集部)

同社を代表するロングセラー商品「アルミロールテーブル コンパクト」も、トレッキングやツーリングなど、日本ならではのニーズに対応するために作れらたもの。

独創的な発想力から生み出されたこれらの製品は、どれも高い品質と手にしやすい価格を両立している。

多くのユーザーに届けることによって、現在のキャンプシーンの基盤を形成してきたと言っても過言ではない。

現在の製品ラインナップは約2万点!

BBQコンロからスタートした製品たちは、キャンプ用品にとどまらない。自転車やカヤック、SUPなどの開発も手掛けている(写真:OCEANS編集部)

45年前にBBQコンロからスタートした彼らの製品は、2021年現在は約2万点もの製品を展開する規模にまで成長を遂げた。

その展開はキャンプ用品にとどまらず、自転車やカヤック、SUPなどの開発も手掛けている。

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