「バツ2」「50代」で再婚を望む人達それぞれの事情 離婚を経験した人が「最後の婚活」に臨むワケ

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バツ2の50代女性、愛さん(仮名)は、2回目の結婚は婚活サイトで知り合った男性でした。その男性は30代の息子が罪を犯して服役中であることをひた隠しにして結婚。

事実を知った愛さんは、「息子がいるとは聞いていたけど、まさか犯罪者だとは思わなかった」とショックを受け、半年ほどで離婚しました。数年後に息子が出所する予定で、住居や仕事を世話しなければならず、場合によっては一生面倒を見る可能性もあったようです。

結婚相談所の場合は、事前に「ご親族に前科のある方、服役中の方はいらっしゃいますか?」と確認しています。もちろん守秘義務はありますし、差別する意図はありませんが、現実問題として結婚後の悩みを避けるうえで必要な情報です。

相手の男性はそうとうハンサムだったそうですが、素性はよくわからない。婚活サイトは年収や資産の情報も含めてすべて自己申告です。彼が言うことを信じるしかない。愛さんは最初の離婚後、シングルマザーとして必死に働き、マンションを購入。2人の子どもを育て上げました。そこに付け込まれてしまったのかもしれません。

毒親が原因で離婚するケースも

婚活サイトやアプリで出会った相手と結婚し、すぐに離婚するケースは最近多いですね。婚活サイトは気軽に会いやすいという利点はありますが、その分、いっときの恋愛感情だけで舞い上がって、互いの結婚観、理想の将来など結婚に必要な条件の確認を怠りがちです。それで結婚後に「話が違った」と気づく。その点は結婚相談所とは大きく違います。

現在、愛さんは「子どもがいない男性」を条件に婚活中。愛さんと同世代の男性はだいたい離婚歴があって、前の奥さんとの間に子どもがいるので苦戦しています。「親権を持っていなければいいのでは?」と言っても、「子どもがいるというだけで嫌」と愛さん。前回の結婚でよほど懲りたようです。

離婚の理由はいろいろあります。世の中が複雑になっているので、昔のように妻は専業主婦で、旦那さんが浮気して離婚といったわかりやすい理由は少なくなってきています。「努力が足りないから離婚するのだろう」と言う人がいますが、そうとは限りません。

毒親が離婚の原因になることもあります。男性の親が毒親で合鍵を使って、共働き夫婦が留守にしている間に家に上がり込み、食材を補充したり掃除をしたりして、嫁にあれこれ文句を付ける。そんな話をあちこちから聞きます。嫁姑問題は昔からありますが、子どもの数が少ないのでよりいっそう1人息子に目が行ってしまうのでしょうね。

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