「バツ2」「50代」で再婚を望む人達それぞれの事情 離婚を経験した人が「最後の婚活」に臨むワケ

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健康でいられる限り、70代、80代になっても働いて、動けなくなったら妻に面倒をかけないよう施設に入るつもりだそうです。そのための蓄えも十分。健一さんのように、「長い人生、仕事だけで終わらず、いろいろな生き方をしたい。そのための結婚をしたい」と考える人が会員さんにも増えてきました。

50代半ばの会社経営者の男性、春夫さん(仮名)は、「若さ重視」タイプ。前の奥さんとの間に成人した娘がいますが、「今度は男の子がほしい。できれば2人」と言っています。そこで、30代前半までを条件に、バンバンお見合いをして婚活に励んでいます。

春夫さんは会社を2〜3社経営しており、資産も30億円以上あります。それを子どもに継いでほしいのだそう。しかし、今50代半ばですから、すぐに再婚して子どもが生まれたとしても、その子が成人する頃にはもう80歳近くになってしまいます。

だから、妻となる人はただ若くてかわいいだけではダメ。子どもに引き継ぐまでに、自分にもしものことがあれば、代わりに妻に事業を経営してほしいそうで、経営者として実績のある女性を希望されています。

健一さんも春夫さんも50代ではありますが、かなりモテます。お金を持っていますし、経験が豊かなので話も楽しい。エスコートもできて、おしゃれ。健一さんは素足に革靴。春夫さんはスーツを全部オーダーするほどこだわっています。

以前は、女性側も「バツがついていたら嫌」という人が少なくありませんでしたが、近年は「バツ2男性でもOK」と、離婚歴にこだわらなくなってきました。それよりも今どういう生き方をしているのか、過去どんなことをしてきたのかというところを重視しているようです。

「どうしても子どもが欲しい」と三度目の婚活

女性の再婚のケースを見てみましょう。30代女性、友美さん(仮名)はバツ2。1回目、2回目の結婚とも夫の性的不能が原因で離婚しました。2人目の元夫は自分が性的不能であることを知っていながら、しかも、結婚前に彼女がずっと「子どもが欲しい」と言っていたにもかかわらず、隠して結婚したそうです。

友美さんは子どもが諦められず、3回目の婚活を始めました。彼女の場合、そうした特殊な事情から、今回の婚活では、性交渉が可能かを事前にしっかりお聞きし、だめだったら結婚しないという条件を決めていました。そして無事に成婚し、子宝にも恵まれました。

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