稚魚やヨコワの増産を図る背景には、濫獲によるクロマグロの減少と、漁獲規制の強化がある。その影響は成魚の漁だけではなく、養殖にも及んでいる。
従来のマグロの養殖は、捕獲した天然ヨコワを海面生簀で2~3年かけて育てる。しかし、天然ヨコワも減少しており、養殖の需要に十分なだけの漁獲量を確保できないことも増えているのだ。そのうえ、来年には規制強化で、未成魚の漁獲枠は半減となる。今後足りなくなるヨコワの需要を満たすには、稚魚とヨコワの増産が必須。稚魚の養殖を事業化しているのは近大、ヨコワ養殖に関しては近大と豊田通商のみ。両者の視点でいえば、大いなるビジネスチャンスといえる。
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