ヤバすぎる「某100円回転寿司」の裏側

大手回転寿司チェーン2店を食べ比べてみた【後編】

ウニは○○臭い。もはや「食べ物から遠ざかった物体」

N君:ウニやイクラは好きな人が多いですよね。それも同じ100円で食べられるんですから、やっぱり回転寿司っていいですよね。

河岸:どう、このウニ、おいしいと思う?

N君:うーん、「ウニを食べた」という満足感はありますが、正直、別においしいわけではないですよね……。なんか変な味がします。これは「ミョウバン」のせいですか?

河岸:いや、ミョウバンのせいじゃなくて、単に古くなって腐りかけているだけ。

N君:腐りかけですか!

河岸:もちろん、もともといいウニじゃないけど、本来は廃棄してもおかしくないレベルのものを使っている。このウニはひどすぎるよ。食べ物から遠ざかった物体。○○臭い。

N君:なっ! そんな、とても書けないNGワードを出さないでくださいよ、食事中なんですから。

河岸:一方、このイクラは「100円ではこんなものかな」という感じだね。

N君:イクラといえば、「外食には、添加物だけで作った『ニセモノイクラ』がはびこっている」という話もあるじゃないですか。このイクラは本物ですか?

河岸:もちろん本物のイクラ。「イクラ」と称して、「ニセモノイクラ」を使っていたら、それは完全に法律違反。だから、「イクラ」と称して売っているものは、回転寿司に限らず、「ニセモノイクラ」をごまかして使っているなんて、ありえないよ。

N君:なるほど。でも、逆にいうと、「イクラ」と称して売らなければ、別に「ニセモノイクラ」を使っても問題ないということですね。

河岸:ただ、このイクラは本物だけど、作り方がダメだね。このイクラの軍艦巻きはキュウリが半分載っているけど、キュウリの載せ方が悪い。

N君:キュウリの載せ方ですか?

河岸:キュウリを斜めに切ると、緑の皮の部分が見えるでしょう。そちらの部分を上にして載せないと。

N君:確かに、緑がちょっと見えるのと見えないのでは“見た目”が全然違いますね。

河岸:それから本来は最初にキュウリを載せてから、その上にイクラを載せるのに、キュウリを後から載せてしまっている。だから、ただでさえ少ないイクラが隠れてしまっている。

N君:まあ100円なんだから、そこまで言わなくても……(笑)。

河岸:ほんのちょっとした手間の違いだよ。そこに「お客さんにおいしいものを食べてもらいたい」という気持ちの有無が出ている。A店は同じ100円だけど、もっとちゃんとしていたから。

N君:なるほど、値段のせいにはできないわけですね……。玉子やシメサバなどの、ほかのネタはどうですか?

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