スタバ「1600店超」でも安定運営できる圧倒的強み

日本開業25年で行う「原点回帰」と「深化」

スターバックスの国内店舗数は1600店を大きく超えた(2020年6月、筆者撮影)

1年半近く続く、新型コロナウイルス対策への取り組み。外食業界も緊急事態宣言による「店舗休業」「営業時間短縮」要請に振り回され、経営が厳しいが、消費者の見えないところでさまざまな施策を打つ企業もある。

カフェ業界において特に目立つのは、最大手の「スターバックス」だ。まずは大手4社の国内店舗数を紹介しよう。

(外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

コロナ禍の影響で、2020年度のスターバックス コーヒー ジャパン(運営会社)の業績は最終赤字に転落した。だが同年も積極的に新規出店を続け、2位のドトールとは500店以上の差がついた。売上高も競合を圧倒しており、今や一強状態だ。

1971年にアメリカ・シアトルで創業したスターバックスが、日本に上陸して東京・銀座に国内1号店を開いたのが1996年。今年で25年となる。

銀座に上陸した黒船は、四半世紀で巨大客船となり、どこへ向かおうとしているのか。今回は、日本におけるスタバの最近の取り組みを紹介しつつ、事業活動と経営の視点で考察したい。

中目黒「ロースタリー」の現在

「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」(以下ロースタリー。東京都目黒区青葉台)という巨大施設がある(記事発信時は店舗休業中)。場所は、桜の名所として知られる目黒川のほとり。焙煎工場も併設され、2019年2月28日に開業した際は「東京に新名所誕生」と各メディアが競うように取り上げ、筆者も何度か取材した。

あれから2年。当時と現在の状況の変化を関係者に聞いてみた。

次ページ開業時は遠方からの来客が目立ったが
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
  • グローバルアイ
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 今見るべきネット配信番組
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激動相場に勝つ!<br>株の道場

6月18日発売の『会社四季報』夏号が予想する今期業績は増収増益。利益回復に支えられる株価が上値を追う展開になるか注目です。本特集で株価が動くポイントを『会社四季報』の元編集長が解説。銘柄選びの方法を示します。

東洋経済education×ICT