捨てないで!「バナナの皮はおいしい」衝撃事実 イギリスの料理家が調理法を披露して話題に
「自分で作ってみた人たちからは1つも否定的なコメントはきていないと思います」とローソン。「一部の人たちは確かに、食べる前は疑っていたそうですが、とにかく自分で試してみなければと感じて、結果みんな喜んでいます」。
イギリスの料理コラムニストであるフェリシティー・クロークもその1人だ。「それほど味が保証されていなかったので、とにかく試してみなければと思いました」と彼女は話す。「度肝を抜かれました。気に入ってしまったのです」。
実際、料理された皮の味はそれほど目立たない。苦味の上品な気配と、かすかな花々しい香りが最後に残る素朴さだ。
ナスのように使うのが正解?
ローソンは「もしカットされたバナナの皮が何かを知らずに当てなければならない場合、おそらくナスに関連しているという考えに至るのではないでしょうか」と話す。彼女はまさにそのように皮を用いている。ラタトゥイユやこの料理でも。
ローソンは伝統的なカレーの調理法に忠実だ。濃縮された、香りのいいピリッとしたペーストを炒り、ソースを作るのにココナッツミルクを加える。そしてバナナの皮をフライパンに投入する。ローソンはこのソースがいかに「光沢のあるベルベットのような質感」なのか驚きを隠さない。
それでも納得できない人たちのために、彼女はこう付け加える。「例えば、生のジャガイモを一口かじったところで、フレンチフライの完璧な美味しさは想像できないですよね!」と。ただし、と彼女はこう付け加える。「料理したバナナの皮とフレンチフライを比較することで、期待値を上げすぎないようにしないと」。
確かに皮はフライには向かない。しかし、バナナの皮を食べることはけっしてスキャンダラスなことではないのだ。
(執筆:Charlotte Druckman記者)
© 2021 The New York Times Company
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